本日はアマゾンプライムでイギリスのラグビーのアマゾンオリジナルのドキュメンタリー映画の「得ブリバディ・ゲーム」(2020年製作)を観ました。
普段はサッカーばかりの筆者ですが、本日はついアマゾンプライムのサムネにつられてラグビーを観てしまいました。
内容はイギリスの社会構造の問題を提起するような内容で、スポーツドキュメンタリーというよりは社会ドキュメンタリーで良い意味で裏切られて面白かったです。
✔ トピック
1.イギリスの人口構造
2.イギリスのラグビーの位置づけ
3.映画のテーマ
✔ 出演者
監督:Beno Obano(プロラグビー選手 兼 出演者)
出演:Maro Itoje, Beno Obano, Anthony Watson(プロラグビー選手)
現役のプロラグビー選手が監督という立ち位置で製作にも関わっているのも興味深かったですね。
✔ 感想
1.イギリスの白人と有色人種
いきなり重たい内容ですが、映画を観ていると嫌でも意識させられます。
なので、映画視聴後ですが人口の割合を調べました。
2011年のイギリス国勢調査では、白人87.27%、有色人種12.73%だそうです。
ちなみにアメリカは白人62.2%、有色人種37.8%だそうです。
参考:https://www.nhk.or.jp/school/syakai/10min_tiri/kyouzai/001601.pdf
2.イギリスのラグビーの位置づけ
映画の中で現役プロラグビー選手が次のようなことを口にしています。
『ラグビーはエリートのスポーツで学費の高い私学の人間がやるものだ。』
筆者も勉強不足のため、ラグビーに対しエリートという印象はありませんでした。
(ゴルフなら「そうかもなー」とか思ったかもです)
記憶に新しい2019年ラグビーW杯ではイングランド、スコットランド、ウェールズが出場していて、てっきりラグビーはイギリスでもサッカーほどではなくともメジャーなスポーツだと思っていたので、この考え方は印象に残っています。
但し、数人の選手の意見であり、筆者もイギリスに住んだことがあるわけではないので、完全に信じるには情報不足なので注意しなければなりません。
そういう考え方もあるんだなー、くらいに受け止めるようにしています。
3.映画のテーマ
そして、『ラグビーでも有色人種の選手は白人の選手より不利な扱いを受けている』、という旨のコメントが出ます。
我々日本という単一民族の中で暮らしていると、こういう人種の差別というのはどうしても実感が湧かないものです。
海外旅行で10カ国以上訪れたことがありますが、今のところ差別というものは感じたことはありません。
(単に気付かなかっただけだったかもしれませんが…)
映画の中で選手たちは『自分たちが活躍することで有色人種の人たちもラグビーが気軽にできるようにしたい』という思いをもってプレイしてることが描かれています。
イギリスでラグビーは「エリートのスポーツ」らしいので、恐らくですがサッカーほど敷居が低くはないのでしょう。
この映画は「ラグビーというメジャーではないスポーツ」と「有色人種の立場」を重ねた部分がテーマとなっていて、重ためのテーマではありますが、初見でも問題なく観ることが出来て、また非常に考えさせられる内容でした。
✔ おわりに
たまたま観た映画でしたが53分と短く、また内容もラグビーは実はエリートのスポーツだったなど新鮮なものだったので、あっという間に見終わりました。
もしお時間のある方は是非一度見てみてはいかがでしょうか。
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