2022年8月21 作成
2022年9月11日 更新
■はじめに
株式投資で配当金を得るときに「毎月お小遣いのように入ってきて欲しいなー」と思うことがあると思います。
そこで本記事ではJリートを3銘柄揃えるだけで毎月の配当金を得られる方法を記載します。
本記事の内容は次の通り。
・Jリートとは
・Jリート3銘柄で毎月配当を得る具体的な方法
・この方法のメリット・デメリット
なお、本記事は投資自体を推奨するものでは無く、投資するしないは自己の責任で行ってください。
【実験中】
— NIN-NIKU@雑記ブロガー (@6mLAR3XQWZuBa4M) 2022年8月13日
J-REIT連動ETFを3つ(1343,1488,2556)揃えて、毎月配当を得られるように組みました。
目的は、①J-REIT=不動産から毎月配当を得ることによる精神的満足度の確認 ②不動産業界への興味を持つこと。
配当利回り3%以上で悪くはないのですが、果たしてどうなるか。
■Jリートとは
”J-REITは、多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。不動産に投資を行いますが、法律上、投資信託の仲間です。”(そもそもJ-REITとは? - 投資信託協会より参照)
要は、実際の不動産投資ではなく投資信託という方法で不動産投資を行う(厳密には違います)、というイメージです。
現物の不動産を持つのは資金や手間などから中々手が出しにくいですが、Jリートであれば投資信託を購入するだけで不動産投資(に近いもの)を行うことが出来ます。
■選定する3銘柄
毎月配当金を得るためには次の3銘柄を購入します。
①NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)
②ダイワ上場投信-東証REIT指数(1488)
分配金支払い基準日は次の通りです。
①は2月、5月、8月、11月
②は3月、6月、9月、12月
③は1月、4月、7月、10月
このことから3銘柄を揃えると毎月配当金を得ることが出来ます。
いずれも東証リート指数(Jリート指数)と連動するETFです。
また、いわゆるたこ足配当をする銘柄ではなく、きちんと不動産賃貸から配当金を出しているところもポイントです。
参考に東証リート指数のチャートを記載します。
画像:東証リート指数(月足チャート)(株価指数ヒストリカルグラフ -チャート | 日本取引所グループ参照)
■配当利回りと購入可能金額
月によって変化しているのですが100株あたり1ヶ月で概ね1000~2000円/月を得られます。
つまり1つの銘柄(100株)で年間4000~8000円を得られることになります。
2022年8月21日現在、Jリート指数は約2000なので、100株を購入するのに約20万円が必要になります。
4000~8000円÷20万円=2~4%の配当利回りです。
⇒約3%の配当利回りを得ることが出来ます。
なお、3銘柄とも10株毎の購入単元になるので、2022年8月21日現在で約2万円から購入することが可能です。
■メリット
少額で比較的収益安定性の高い不動産投資が出来る
先ほど記載した通り、最小約2万円からJリート指数に連動するETFを購入することが可能です。
一方、実際の不動産を購入しようとするとするとこの数百倍から数千倍の金額が必要になり、銀行からの借り入れが必要になるケースもあります。
このように、少額で投資が出来るのはメリットの一つです。
また、不動産という性質上、家賃収入は比較的安定して得ることが出来る=安定した配当金を得られるというメリットがあります。
毎月配当で精神的なゆとりができる
本記事で紹介した3銘柄を揃えることで毎月配当金(しかも配当利回り3%程度)を得ることが出来ます。
これは投資を行う上で精神的なゆとりを生むことになります。
株式投資をしているとどうしても株価の変化で資産が変化することへのストレスは経験するものです。
しかし、毎月配当でゆとりを感じることができれば、株式投資を継続しやすくなると思います。
不動産業界へ興味を持つ
Jリートへ投資することで不動産業界への興味が出てきます。
自身のポートフォリオにJリートが加わることで、少なくとも値動きはときどき確認をするはずです。
Jリートの株価が上下していると、「今の不動産業界の景気が良いのかな?悪いのかな?」と考え、日ごろのニュースの追い方が変わります。
これを繰り返すことで不動産業界の知識を得ることが出来て、自身の投資技術を上げることが出来ます。
■デメリット
不動産業界の市場(相場)の影響を受ける
不動産市場が景気や金利などの外部環境などの影響を受けて、株価自体や家賃収入(=配当金)が変化する可能性があります。
比較的安定と言われる不動産といってもリスクは当然あります。
元本割れのリスクがある
月足チャートで示した通り、リーマンショックやコロナショックでしっかり値下がりし、元に戻るまで数カ月から数年かかっています。
つまり、一般的な株式と同様に元本割れのリスクがあります。
一方、紹介した3銘柄はコロナショック時の記録しかありませんが、配当金自体はほとんど変わってませんでした。
■まとめ
本記事ではJリート指数に連動する次の3銘柄を揃えることで、配当金利回り3%を毎月受け取る方法を記載しました。
①NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)
②ダイワ上場投信-東証REIT指数(1488)
Jリートにはメリット・デメリットはあり、投資する場合は内容を確認したうえで行う必要があります。
以上
1000円の配当金があれば日本株の高配当ETFに投資が出来ます。