2022年5月3日作成
2022年7月9日更新
自動車レースの最高峰であるF1のドライバーの年俸はどれくらいなものか?
本記事ではそのF1ドライバーの2022年の年俸をランキング形式でまとめています。
F1ドライバーがどれほど稼いでいるか見ていきましょう!!
年俸参考資料:https://www.spotrac.com/
本記事では1ドル=130円で算出しています。
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1位 ルイス・ハミルトン 4000万ドル(52億円)
国籍:イギリス
チーム:メルセデス
通算7度の世界チャンピオンを獲得しているルイス・ハミルトンが堂々の1位です。その年俸は日本円で52億円!!。2位以下を大きく離すことから、その期待と実績の大きさを物語ります。2022年は37歳を迎えてベテランの域に入っていますが、ミハエル・シューマッハと並んでいる世界チャンピオンの獲得数を目指す活躍が引き続き期待されます。
2位 マックス・フェルスタッペン 2500万ドル(32.5億円)
国籍:オランダ
チーム:レッドブル
2021年にルイス・ハミルトンとの壮絶なチャンピオン争いを制して、初のF1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペンが年俸ランキング2位となりました。デビュー時より世界チャンピオンを期待されたフェルスタッペンは王者タイトル連覇だけでなく、年俸チャンピオンも目指して走り続けることでしょう。
3位 フェルナンド・アロンソ 2000万ドル(26億円)
国籍:スペイン
チーム:アルピーヌ
画像:https://cdn-wp.thesportsrush.com/2022/01/e5cb67ee-untitled-design-8.jpg
40代に入り円熟の走りを見せるフェルナンド・アロンソが年俸ランキングの3位を獲得しました。時折見せるレース中の判断力や予選の一発の速さなど、まだまだトップドライバーの一人であることを証明する走りを見せています。また、2022年はキミ・ラコネンが持つF1最多出走記録350回の更新もかかっています(17レースに出走すると更新)。
3位 ランド・ノリス 2000万ドル(26億円)
国籍:イギリス
チーム:マクラーレン
名門マクラーレンが誇る未来のチャンピオン候補のランド・ノリス。意外と(?)チームメイトのリカルドよりも年俸が高く、その期待の高さが分かります(イギリス人補正があるかもしれませんが)。経験豊かなリカルドにも引けを取らない走りを見せており、2022年に入りマクラーレンとの契約を2025年まで延長しました。
4位 セバスチャン・ベッテル 1500万ドル(19.5億円)
国籍:ドイツ
チーム:アストンマーチン
画像:https://motor-fan.jp/genroq/article/1800/
レッドブル時代に4年連続の世界チャンピオンを獲得した実力・実績抜群のセバスチャン・ベッテルが4位に入りました。レッドブルの後に6シーズン在籍したフェラーリでは競争力の高さを見せるもののハミルトン&メルセデスの前にタイトル獲得とは至りませんでした。2021年から加入したアストンマーチンではその経験を活かしてチームに貢献しています。
4位 ダニエル・リカルド 1500万ドル(19.5億円)
国籍:オーストラリア
チーム:マクラーレン
画像:Ricciardo: McLaren my best chance of winning the world championship
ベッテルと同じ年俸19.5億円を稼ぐのは元レッドブルのチームメイトでもあるダニエル・リカルドです。2021年はノリスとともにマクラーレンのコンストラクターズ4位に貢献し、リカルド自身もマクラーレンに9年ぶりの勝利をもたらしました。
5位 チャールズ・ルクレール 1200万ドル(15.6億円)
国籍:スイス
チーム:フェラーリ
画像:https://scuderiafans.com/charles-leclerc-admits-porpoising-effect-made-him-feel-a-bit-sick/
フェラーリの若きエースが5位となりました。ここ数シーズンの結果はフェラーリにとっては非常に厳しい中、レギュレーションが大きく変わる2022年は大きなチャンスとなります。ルクレールがフェラーリにタイトルをもたらすことが出来るのか、注目となる1年になります。
6位 バロテリ・ボッタス 1000万ドル(13億円)
国籍:フィンランド
チーム:アルファロメオ
画像:https://twitter.com/valtteribottas?lang=ja
2022年から5シーズン過ごしたメルセデスからアルファロメオに移籍したバロテリ・ボッタスが6位です。メルセデスでは王者ハミルトンの相棒としてコンストラクタータイトル獲得に貢献してきましたが、時折見せる勝負弱さのためかメルセデスから離れることになりました。アルファロメオでは2022年からF2からF1に昇格した周冠宇とコンビを組みます。
6位 ランス・ストロール 1000万ドル(13億円)
国籍:カナダ
チーム:アストンマーチン
本人よりも父親の話題のほうが多いかもしれないランス・ストロール。F1ドライバーとして6年目に入り、そろそろ周りの意見を払拭する結果が求められるはずです。実はフェラーリの育成ドライバーの出身者でもあります。
6位 カルロス・サインツ 1000万ドル(13億円)
国籍:スペイン
チーム:フェラーリ
画像:https://www.planetf1.com/news/carlos-sainz-2022-confidence/
サインツは27歳ながらトロ・ロッソ、ルノー、マクラーレン、そしてフェラーリと4チームを経験してきました。2022年はルクレールとコンビを組み、フェラーリの復活を託されています。なお、年俸面を見る限りはルクレールのほうが期待されている、、かもしれません。
7位 セルジオ・ペレス 800万ドル(10.4億円)
国籍:メキシコ
チーム:レッドブル
2020年終了時点でチームが決まっていないところにレッドブルと1年契約をしたペレス。2021年はフェルスタッペンの個人タイトル獲得をアシストし、その結果が認められて2022年もレッドブルで走ることになりました(その後2023年までの契約延長を獲得)。
8位 ケビン・マグヌッセン 600万ドル(7.8億円)
国籍:デンマーク
チーム:ハース
2022年のハースのドライバーラインナップはミック・シューマッハとマゼピンの予定でした。しかしロシアのウクライナ進行の影響でロシア人ドライバーのマゼピンは契約解除となり、2020年まで所属していたマグヌッセンが開幕直前に急遽復帰することが決まりました(マグヌッセンは元々2022年はプジョーからWECへの参戦予定でした)。マグヌッセンにはその経験からマシンへの即フィットおよびミック・シューマッハへの指南役が期待されます。
9位 ピエール・ガスリー 500万ドル(6.5億円)
国籍:フランス
チーム:アルファタウリ
画像:https://www.autosport.com/f1/news/gasly-highlights-visibility-issue-with-2022-f1-cars/6748368/
F1ドライバーは裕福な家庭出身者が多い中、ガスリーは決して経済的に恵まれた環境とは言えない中、自身の実力でF1ドライバーに上り詰めた面が魅力の一つです。そんなガスリーからチームメイトである角田が学ぶことは間違いなく多くあるはずです。ガスリー自身はアルファタウリで結果を残していますが、レッドブルへの再昇格が見込めない場合は他チームへの移籍の可能性もあります(※)。
(※)2022年7月現在は2023年もアルファタウリで走ることが決まりました。
9位 エステバン・オコン 500万ドル(6.5億円)
国籍:フランス
チーム:アルピーヌ
2021年はチームメイトのアロンソに敗れるレースが多い中、混乱のハンガリーGPで初優勝を果たし、アルピーヌとの契約を2024年まで延長するなど充実した1年でした。2022年は百戦錬磨のアロンソを上回る結果を残し、自身の価値を証明する必要があります。
9位 ジョージ・ラッセル 500万ドル(6.5億円)
国籍:イギリス
チーム:メルセデス
2022年度よりウィリアムズからメルセデスに加入したジョージ・ラッセル。メルセデス育成ドライバーのためか、年俸は新人ドライバー並みに抑えられています。ドライバーとしての才能に疑いはないため、ウィリアムズで見せていた実力を示して年俸面でもステップアップしていきたいところです。
10位 アレクサンダー・アルボン 200万ドル(2.6億円)
国籍:タイ
チーム:ウィリアムズ
アレクサンダー・アルボンは2021年はレッドブルのリザーブドライバーでしたが、2022年はレッドブルとの関係を一旦解消してウィリアムズからF1に復帰をしました。1年間F1未出走のブランクがある中、どの程度の速さを見せてくれるのかが注目です。
11位 周冠宇 100万ドル(1.3億円)
国籍:中国
チーム:アルファロメオ
周冠宇は中国人初のF1ドライバーとしてアルファロメオからデビューします。F1そしてアルファロメオにとって中国市場は大変魅力的であり、周冠宇はそのアンバサダーとしての役割も求められています(アルファロメオも中国市場が目的であることを隠していません)。チームメイトは経験・実績十分のボッタスであり、周冠宇の成長の手助けになるでしょう。
11位 ミック・シューマッハ 100万ドル(1.3億円)
国籍:ドイツ
チーム:ハース
画像:https://www.racefans.net/2022/02/19/racefans-round-up-19-02-5/racefansdotnet-2022-02-17_093245/
偉大過ぎる父親を持つミック・シューマッハはハースでの2年目のF1シーズンを過ごします。常人には想像できないプレッシャーにされされるなか、2021年は堅実な走りを見せています。将来フェラーリで走る可能性は高く、それが2023年なのか2024年なのか楽しみに待ちましょう。ちなみに、DAZN F1解説の中野信二さんはミック・シューマッハのことを「本当にナイスガイ」と評してます。
11位 ニコラス・ラティフィ 100万ドル(1.3億円)
国籍:カナダ
チーム:ウィリアムズ
2022年はウィリアムズ3年目のラティフィ、2021年最終戦アブダビGPでは自身のクラッシュによりチャンピオン決定が左右されて大きな話題となりました。2022年に27歳を迎えるため、より結果を求められることは間違いなく、まずはチームメイトのアルボンを上回る成績が必要になります。
12位 角田裕毅 75万ドル(9750万円)
国籍:日本
チーム:アルファタウリ
画像:Hi Reddit! I'm Yuki Tsunoda, F1 Driver for Scuderia AlphaTauri... AMA! [10/03/2022] : formula1
不名誉な年俸ランキング最下位は角田裕毅で、全ドライバーの中で唯一 1億円を下回る年俸です。2021年は初戦こそ9位入賞と結果を残しましたが、以降は低調なパフォーマンスが続く中、最終戦は自身最高の4位と翌シーズンに繋がる終わり方を見せました。2022年はホンダがF1から撤退したこと、F1ドライバーとして2年目であることから、未だ最年少F1ドライバーとはいえ結果が求められる年になるでしょう。
終わりに
F1ドライバーの年俸ランキングいかがでしたでしょうか?
1位のハミルトンは50億円超えと夢のある世界である一方、本当に狭き門であり、また本人の才能・努力だけでは上り詰めることが出来ないのもF1という世界です。
~F1観るならDAZNがオススメ~
以上