背景
私はとあるメーカーに勤務するサラリーマンです。
扱う製品を具体的には書きませんが、その製品に関する学会に入ることを会社からは推奨されています。
ここでいう学会とは、例えばトヨタに勤務しているとすると、”日本自動車学会”(本当にこのような学会があるかは知りません)に所属することで、会社の垣根を超えた技術交流を図る・・・ような場所です。
会社としては学会に社員が入ることで、その学会への貢献度のアピールにもなり、影響力を高められます。
私も他の社員同様に会社に入社した時に何も考えず学会に入りました。
学会を辞めたいと思ってきた
学会に加入すると、年に数回学会誌が配られて、他にも学会主催のイベントに参加することが出来ます。
この利益を受けられるために年会費は約一万円を自分のお金で支払います。
学会に入った当初は、
「仕事みたいなものだから仕方ないなー」
と思ってました。
しかし、年齢(社会人生活)を重ねたこと、株式投資を始めたことで、
「会社のためにほぼメリットの感じない学会費を払うのはバカバカしい」
と思うようになりました。
だって、株式投資の配当金で1万円/年受け取るのに何十万円必要だって話です。
そんなモヤモヤが何年も積もった結果、「学会を辞めよう」と決意しました。
そして、一応上司に確認を取ったうえで学会を辞める手続きをしました。
手続きをした後はとてもすがすがしい気持ちになりました。
学会を辞めるなと圧力をかけられた
晴れて学会を辞める手続き、ムダなお金の出費をなくせると思っていたところ、その後上司から「やっぱり学会を辞めるのは考えて直してほしい」と言われました。
というのも、会社の偉い人が学会の偉いポジションになったらしく、学会の理事会で「これから学会員を増やしていこう」という話がでて、私の学会脱退に待ったがかけられたそうです。
私の上司も、強い口調ではありませんでしたが、スタンスとしては「考え直して」=「学会は辞めるな」というものでした。
この出来事の私の捉え方
まずは「これが社会というものか・・・」と悲しい気持ちになりました。
上司は尊敬できる人で、人柄も好きなので迷惑をかけたくないこともあり、学会は入り続けるつもりです。
また、幸い会社自体の待遇(給料や福利厚生など総合的に)は悪くはないので、これ以上会社と揉めることによるデメリットのほうが大きいと判断しています。
結果としては「学会を続けている」という状況は変わっておらず、目的は達成できてません。
ただ、「学会を辞めようととしたが圧力をかけられました」という立場を獲得できたとも言えます。
これを無理やり前向きにとらえて、今後の会社のやりとりで有利に働くのでは?と期待して過ごしていくようにします。
(有休を取りやすくなったり したらいいなぁ)
何とか無理やりでも前向きに今回の出来事を捉えられたらと思ってます。
PS
後日学会に「やっぱり学会は辞めません」と連絡を入れたところ、「見直していただきありがとうございます!」的なレスポンスが来て、少しイラッとしました。
以上