2022年8月28日作成
2022年9月10日更新
■はじめに
サッカーファンで株式投資をしている人であれば一度は「海外サッカークラブの株主になれるのか?」と考えたことがあると思います。
筆者も「リヴァプールの株主になれるのか?」とぼんやり思ったことがあります。
好きなクラブの株主になることは利益はお構いなしで嬉しい気持ちになりそうです。
本記事ではそんなサッカーファンかつ株式投資家のために、2022年最新の株式を公開している海外サッカークラブをまとめています。
参考サイト
11 Football Clubs That Are Publicly Listed And Why You Should Not Invest In Them
Publicly Traded Football Clubs [COMPLETE 2022 LIST]
■株式公開している海外サッカークラブ一覧
クラブ | コード | 証券取引所 |
---|---|---|
マンチェスター・ユナイテッド | MANU | ニューヨーク証券取引所(NYSE) |
ユベントス | JUV | イタリア証券取引所(BIT) |
ASローマ | ASR | イタリア証券取引所(BIT) |
ラツィオ | SSL | イタリア証券取引所(BIT) |
ボルシア・ドルトムント | BVB | ドイツ取引所(DB) |
アヤックス | AJAX | ユーロネクスト・アムステルダム(AEX) |
セルティック | CCP | ロンドン証券取引所(AIM) |
リヨン | OLG | ユーロネクスト・パリ(PAR) |
ベンフィカ | SLBEN | ユーロネクスト・リスボン(LS) |
スポルティングCP | SCP | ユーロネクスト・リスボン(LS) |
FCポルト | FCP | ユーロネクスト・リスボン(LS) |
ガラタサライ | GSRAY | イスタンブール証券取引所(ISE) |
フェネルバフチェ | FENER | イスタンブール証券取引所(ISE) |
ベシクタシュ | BJKAS | イスタンブール証券取引所(ISE) |
トラブゾンスポル | TSPOR | イスタンブール証券取引所(ISE) |
バリ・ユナイテッド | BOLA | インドネシア証券取引所(IDX) |
以上の16クラブが株式公開している海外サッカークラブになります。
ほとんどが世界的に名の知られている有名なクラブばかりです。
ちなみに、現在世界で最も人気のあるイングランドのプレミアリーグも昔は株式上場をしたクラブが多かったそうですが、2000年代前半に魅力ある投資対象ではなかったことから上場廃止が相次いだそうです。
その後2018年にマンチェスター・ユナイテッドがあらためて米国に上場し、一定の成功を収めています。
(参考:https://www.footballista.jp/special/134455)
■日本から購入可能な海外サッカークラブは?
筆者が使用する楽天証券で購入可能なのは米国のニューヨーク証券取引所に上場するマンチェスター・ユナイテッド(MANU)のみです。
他のクラブは取り扱いのある銀行や証券会社に確認して、各証券取引所から購入することになります。(筆者は経験はありません)
ちなみにマンチェスター・ユナイテッドの2022年8月28日現在の株価と配当額は楽天証券上は次の通りです。
株価:13.16ドル
配当金:0.18ドル(配当利回り1.33%)
事業概要と事業内容は次の通り記載があります。
「プロスポーツチームの運営会社」「コマーシャル、放送、およびマッチデーという3つの主要な事業センターを運営する」と記載がある通り、サッカークラブでありながら株式会社であることが良く分かります。
■Jリーグで株式公開をしているクラブは?
2022年2月28日のJリーグの理事会でクラブの株式上場を解禁するための規約改定を行ったとのこと。
参考:Jクラブはマンチェスター・ユナイテッドに続けるか? 上場解禁が法務にもたらす変化を占う | footballista | フットボリスタ
しかしながら、2022年8月28日現在、株式公開をしたJリーグクラブはありません。
株式を公開すると資金調達の選択肢が増えるというメリットがある一方で、一般企業のような株主への利益還元など、これまでのサッカークラブとは異なる考え方・運営方針が求められることになるので、海外サッカークラブでも上場例が少ないことからも実際は難しいのかもしれません。
どうしても株式会社という形態を取ってしまうと、株主のためのクラブなのかファンのためのクラブなのか、よく分からなくなってしまいます。
そういう意味では米国で上場したマンチェスター・ユナイテッドがどのように成功しているのかが参考になるかもしれません。
■まとめ
株式公開をしている海外サッカークラブを紹介しました。
このうち日本国内から手軽に購入できるのはマンチェスター・ユナイテッドの株になります。
余談ですが、私が最も好きなサッカー実況者である北川義隆さんは大のASローマファンであり、当然のようにASローマの株をお持ちで、本人曰く「モノ言う株主」だそうです。
以上
筆者が考えるまとめで紹介した北川義隆さんの魅力をまとめてます。