■はじめに
モータースポーツの最高峰であるF1は全てのドライバーの目的地であり、世界で10チーム20人のみ存在が許されています。
当然その価値は高く、受け取る年俸も高額です。
本記事ではそんなF1ドライバーの2023年シーズンの年俸(年収)をまとめました。
日本人ドライバーである角田裕毅はF1参戦3シーズン目の年俸はどのくらいなのか?
チャンピオンドライバーであるフェルスタッペンはどのくらい稼いでいるのか?
さあ、F1ドライバーの最新年俸(年収)を見ていきましょう!
参考HP:https://www.spotrac.com/nba/rankings/
※レートは130円/ドルで換算。
※本ランキングの年俸に加えて各ドライバーは個別でスポンサー収入を得ています。
12位 角田裕毅 1億3000万円
画像:https://content.api.news/v3/images/bin/3093ddeea884ee31a912de4f0e26f389
チーム:アルファタウリ
国籍:日本
日本人ドライバー 角田裕紀は残念ながら年俸は最下位です。チームメイトの新人ドライバー ニック・デ・フリースよりも低いのは年齢なのか、実績なのかは分かりません(にしても安すぎますが)。いずれにしろ角田も若いとはいえF1 3シーズン目となり、目に見える結果が必要なのは明らかです。アルファタウリのマシン性能に関わらず、最低限チームメイトを圧倒する成績は見たいところです。
【2022年版】F1ドライバー 年俸ランキング【画像あり】【1位は驚愕の○億円超え】
12位 ローガン・サージェント 1億3000万円
チーム:ウィリアムズ
国籍:アメリカ
ニコラス・ラティフィと入れ替わる形で2015年のアレクサンダー・ロッシ以来のアメリカ人ドライバーとしてF1参戦するローガン・サージェント、年齢は22歳です。2022年はF2で戦い、最終ランキングは4位でした。2023年はアメリカで3レースも行われることから、アメリカでのF1人気が益々高まりそうです。
11位 オスカー・ピアストリ 2億6000万円
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チーム:マクラーレン
国籍:オーストラリア
同じオーストラリア人ドライバーのダニエル・リカルドと入れ替わる形でマクラーレンに加入するのはオスカー・ピアストリです。元々ピアストリはアルピーヌ育成ドライバーであり、初めはアルピーヌが2023年の加入を発表しましたが、その時すでにマクラーレンと合意済でピアストリ側が否定しました。アルピーヌ側はアルピーヌへの加入を主張しましたが、契約上ピアストリがマクラーレンに行くことは問題なかったようで、アルピーヌとしては恥ずかしい結果となりました。
11位 ニコ・ヒュルケンベルグ 2億6000万円
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チーム:ハース
国籍:ドイツ
ベテランドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが2023年から”レギュラードライバー”としてF1に戻ってきます。2020年コロナウイルス流行以降は多くのチームで代打出走をしており、しかも毎回久しぶりのF1レースにもかかわらず結果を残して実力の高さを示していました。2022年、前ドライバーのミック・シューマッハが不安定な走りが多く、ハースとしては安定感がある(マシンを壊さない)ニコ・ヒュルケンベルグへの切り替えを決断しました。
11位 周冠宇 2億6000万円
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チーム:アルファロメオ
国籍:中国
史上初の中国人F1ドライバーの周冠宇は2022年に続きアルファロメオからF1参戦を勝ち取りました。デビューイヤーの2022年前半はチームメイトのバロテリ・ボッタスに実力の差を示されていましたが、後半はF1に慣れてきたのかしばしばボッタスを上回る成績を残しました。
11位 ニック・デ・フリース 2億6000万円
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チーム:アルファタウリ
国籍:オランダ
2023年から角田裕紀のチームメイトとなるのはオランダ人ドライバーのニック・デ・フリースです。レッドブル育成ドライバーでないこと、27歳と若手を起用する従来の傾向と異なることなど、アルファタウリからの新人デビューとしては珍しいケースと言えます。このためニック・デ・フリースの加入には同じオランダ人であるフェルスタッペンの意見もあったと言われています。
11位 ランス・ストロール 2億6000万円
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チーム:アストンマーチン
国籍:カナダ
2022年までのセバスチャン・ベッテルに続き、2023年はフェルナンド・アロンソと元F1チャンピオンをチームメイトとして出走をするランス・ストロール。とあるサイトでは各ドライバーの契約年数が書かれていますが、ストロールのみ契約年数がない(=父親がオーナーである限りは走り続けられる)という状態です。
10位 アレクサンダー・アルボン 3億90000万円
チーム:ウィリアムズ
国籍:タイ
2022年はウィリアムズのマシン性能の低いという条件ながら、随所で自身の速さを示すことが出来て2023年以降の複数年契約を勝ち取りました。2022年第3戦オーストラリアGPではマシン起因で最下位スタートながらもハードタイヤで粘り続けた結果、10位入賞を果たしています。
9位 ケビン・マグヌッセン 6億5000万円
チーム:ハース
国籍:デンマーク
ケビン・マグヌッセンは2017~2020年に所属したハースに1年離れてから2022年に戻りました(2022年のロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシア人ドライバーのマゼピンをシーズン開幕直前に放出し、その代役として選ばれました)。2022年のマグヌッセンといえば、間違いなくサンパウロGPでの予選ポールポジションの獲得がハイライトになります。雨によるものとはいえ当時のハースの戦闘力を考慮すると凄まじい結果でした。
9位 ピエール・ガスリー 6億5000万円
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チーム:アルピーヌ
国籍:フランス
ガスリーが極めて優秀なドライバーであることは明らかですが、アルファタウリのマシン性能の低さもあり、なかなか結果を残すことが出来ませんでした。また、ペレスが良い走りを見せていることからレッドブルへの2回目の昇格の可能性も低い状況でした。そんな中、フランスのチームであるアルピーヌ(ルノー)から声がかかり、レッドブルを離れる決断をしました。アルピーヌは10位以上常連のチームであり、ここで結果を残すことが出来るかが注目です。
9位 フェルナンド・アロンソ 6億5000万円
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チーム:アストンマーチン
国籍:スペイン
40代に入り大ベテランドライバーとなっているフェルナンド・アロンソが次に選んだチームはストロール(父)が率いるアストンマーチンでした。アストンマーチンは間違いなくストロール(子)のためのチームと言えますが、そんな中でアロンソが加入するのは少し意外な一方で、アロンソがチーム内でどのような影響力を示すのか見どころです。
8位 エステバン・オコン 7億8000万円
チーム:アルピーヌ
国籍:フランス
2023年は同胞のピエール・ガスリーとともにF1を戦うエステバン・オコン。2021年は初優勝を果たし一皮剥けたのか、期待された2022年はチームメイトのフェルナンド・アロンソを上回るポイントを挙げました。しかしながら、アロンソはマシントラブルに泣かされることが非常に多く、印象としては”さすがはアロンソ”といったものでした。2023年は同年代のガスリーに対してどのような結果を残すのか注目です。
7位 ジョージ・ラッセル 10億4000万円
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チーム:メルセデス
国籍:イギリス
2022年のラッセルはメルセデスのドライバーとして1年目を過ごしました。歴代最多チャンピオンを誇るルイス・ハミルトンがチームメイトでしたが、最終的にはハミルトンを上回るポイントを稼ぎ、その実力をいかんなく発揮しました。マシン性能はレッドブル、フェラーリに劣っていましたが、その差が縮まれば一気にチャンピオン候補になることでしょう。
6位 セルジオ・ペレス 13億円
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チーム:レッドブル
国籍:メキシコ
フェルスタッペンの相方としてレッドブルに貢献するセルジオ・ペレス。2022年は前半はフェルスタッペンに引けを取らない走りを見せていましたが、マシンがペレス寄りに開発されないため後半は苦しみ、最終レースでルクレールをわずかに上回れず(その差3ポイント)ランキング3位となりました。2023年もフェルスタッペンのアシストの役割を求められる可能性が高いですが、F1チャンピオンを目指す活躍を期待したいです。
6位 バルテリ・ボッタス 13億円
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チーム:アルファロメオ
国籍:フィンランド
2022年はメルセデスからアルファロメオに移籍して1年目を過ごしたボッタス。シーズン序盤はチームメイトの周冠宇を圧倒的に上回る成績を見せて”さすがボッタス”となりました。最終的にはランキング10位となりましたが、後半戦はに入るとマシン性能の低下なのか本人要因なのかは分かりませんが、周冠宇に敗れることも見られるなど失速しました。
5位 カルロス・サインツ 15億6000万円
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チーム:フェラーリ
国籍:スペイン
現状のフェラーリはどちらかというとルクレール寄りのチームのため(年俸も約2倍の差がある)、恐らくチーム内序列は苦しい立場にあるサインツ。そんな中でも2022年は相変わらずの安定した速さを見せて、ランキング5位を獲得。2023年は序盤からルクレールを上回る成績を残すことで、チーム内の立場を優位に進めることが出来ればF1チャンピオンも夢ではありません。
4位 ランド・ノリス 26億円
チーム:マクラーレン
国籍:イギリス
将来のF1チャンピオン候補の一人と言われるイギリスの至宝 ランド・ノリス。そんなノリスはなんとまだ23歳。2022年はマクラーレンが獲得したポイントの多くをノリスが獲得しました(122/159ポイント)。しかし、ノリスが圧倒的にリカルドを上回るドライバーかどうかは評価が難しく、事実2023年リカルドはシートを失いましたが、レッドブルに認められる形でリザーブドライバーに就任しました。
3位 チャールズ・ルクレール 31億2000万円
チーム:フェラーリ
国籍:モナコ
ルクレールにとって2022年前半はフェラーリのマシン性能が高くF1チャンピオンを獲得する最大のチャンスでした。しかし、レッドブルとメルセデスの早さを取り戻したこと、それ以上にフェラーリのレース戦略に足を引っ張られる形でシーズン中盤にチャンピオンレースから離脱してしましました。不本意な形で終わった2022年でしたが、2023年こそはチャンピオンを獲得すべく、高いモチベーションで入ることでしょう。
2位 ルイス・ハミルトン 45億5000万円
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チーム:メルセデス
国籍:イギリス
2014年以降の活躍が嘘のような苦しいシーズンを過ごしたのはルイス・ハミルトンです。2023年はマシンルールの大変更(グランドエフェクト解禁)があり、メルセデスはまさかの開発失敗で優勝争いとは程遠いマシン性能でした。しかしシーズンが進むにつれてメルセデスが復調しハミルトンも上位争いが出来るようになりました。しかし、チームメイトのラッセルがそれ以上の成績を残したため、ハミルトンのこれまでの実績を考えると評価としては少し厳しいものでした。
1位 マックス・フェルスタッペン 71億5000万円
チーム:レッドブル
国籍:オランダ
2021年に初のF1チャンピオンを獲得し、年俸も2倍上UPしたフェルスタッペン(【2022年版】F1ドライバー 年俸ランキング【画像あり】【1位は驚愕の○億円超え】 )。
2022年序盤はフェラーリのルクレールと壮絶なチャンピオン争いを演じましたが、ルクレール側が失速し、後半は独走状態に入り、余裕をもってF1チャンピオン2連覇を果たしました。2023年は引き続き圧倒的な速さを見せるのか、他チームが追い上げるのか分かりませんが、F1ファンとしては接戦のチャンピオン争いを見たいものです。
■まとめ
順位 | ドライバー | チーム | 国籍 | 年俸[$] | 年俸[円] |
---|---|---|---|---|---|
1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | オランダ | $55,000,000 | ¥7,150,000,000 |
2 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | イギリス | $35,000,000 | ¥4,550,000,000 |
3 | チャールズ・ルクレール | フェラーリ | モナコ | $24,000,000 | ¥3,120,000,000 |
4 | ランド・ノリス | マクラーレン | イギリス | $20,000,000 | ¥2,600,000,000 |
5 | カルロス・サインツ | フェラーリ | スペイン | $12,000,000 | ¥1,560,000,000 |
6 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | フィンランド | $10,000,000 | ¥1,300,000,000 |
6 | セルジオ・ペレス | レッドブル | メキシコ | $10,000,000 | ¥1,300,000,000 |
7 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | イギリス | $8,000,000 | ¥1,040,000,000 |
8 | エステバン・オコン | アルピーヌ | フランス | $6,000,000 | ¥780,000,000 |
9 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーチン | スペイン | $5,000,000 | ¥650,000,000 |
9 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | フランス | $5,000,000 | ¥650,000,000 |
9 | ケビン・マグヌッセン | ハース | デンマーク | $5,000,000 | ¥650,000,000 |
10 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | タイ | $3,000,000 | ¥390,000,000 |
11 | ランス・ストロール | アストンマーチン | カナダ | $2,000,000 | ¥260,000,000 |
11 | ニック・デ・フリース | アルファタウリ | オランダ | $2,000,000 | ¥260,000,000 |
11 | 周冠宇 | アルファロメオ | 中国 | $2,000,000 | ¥260,000,000 |
11 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | ドイツ | $2,000,000 | ¥260,000,000 |
11 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | オーストラリア | $2,000,000 | ¥260,000,000 |
12 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | アメリカ | $1,000,000 | ¥130,000,000 |
12 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 日本 | $1,000,000 | ¥130,000,000 |
以上
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