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バクー市街地サーキットについて【まとめ】

Baku formula 1 city circuit: exploring the temporary spaces of exception -  ScienceDirect

2023年3月11日 作成

 

目次

 

 

1.バクー市街地サーキットの特徴

1-1.コースの特徴
  • 【ロケーションの魅力】アゼルバイジャンの首都バクーの市街地を利用するこのサーキットは、旧市街地ならびに海沿いの景色が一望できるロケーションにあります。レースを観戦しながら、美しいバクーの景色を楽しめるのが魅力的です。
  • 【高速・タイトなコーナーが多い】バクー市街地サーキットは、直線が長く高速なセクションと、タイトなコーナーが多数含まれるテクニカルなコースです。多彩なセクションがあり、ドライバーの技術を問うことから、ドライバーやファンからも高い評価を受けています。
  • 【グランドスタンドからコースを一望できる】バクー市街地サーキットのグランドスタンドは、直線やタイトなコーナーなどレースの重要なシーンを観戦できる場所に位置しています。また、スタート地点やピットレーンがグランドスタンドのすぐ横にあるため、迫力あるレースの瞬間を目の当たりにできます。
  • 【長いストレートがある】バクー市街地サーキットには、約2.2kmにわたる長いストレートがあります。このストレートは、最高速度を競う直線であり、スリップストリームオーバーテイクのチャンスとしても有名です。

1-2.グランドスタンドの特徴
  • 【メイングランドスタンド】バクー市街地サーキットの最も中心に位置するグランドスタンドで、最高クラスのVIP席があります。スタート地点やピットレーンの直前に位置しており、迫力あるレースの瞬間を間近で体験できます。
  • 【アズネフトグランドスタンド】バクー市街地サーキットの最長ストレートのすぐ横に位置するグランドスタンドで、最高速度を競うレースの見どころがあります。また、メイングランドスタンドと同様にVIP席も用意されています。
  • 【カザールグランドスタンド】バクー市街地サーキットの海沿いに位置するグランドスタンドで、海の景色を一望できます。また、レース中にはセーフティカーが通過することが多いため、ドラマティックな展開を目の当たりにすることができます。
  • 【ブルバールグランドスタンド】バクー市街地サーキットの中央部に位置するグランドスタンドで、多彩なセクションを観戦できます。また、コースの幅が狭いため、ドライバーたちの熱戦を間近で見ることができます。

 

バクー市街地サーキットのグランドスタンドにはそれぞれ特色があり、観戦スタイルに合わせて選ぶことができます。また、グランドスタンド以外にも、コース周辺には多数のスクリーンや屋台が設置されており、レースを楽しむための様々な施設が整っています。


1-3.周辺施設の特徴
  • 【オールドシティ(旧市街地)】バクーの中心部に位置するオールドシティは、中世の城壁に囲まれた歴史的な地区で、ユネスコ世界遺産に登録されています。古い城壁やカルバン・ミナレット、シャヒ・ハマムなどの建築物が残っており、散策するだけでも楽しめます。
  • 【フラムズ・パレス(フラムズ宮殿)】フラムズ・パレスは、19世紀に建てられた豪華な宮殿で、現在は博物館として一般に公開されています。内部には豪華な家具や装飾品、絵画などが展示されており、歴史や文化に興味のある方におすすめです。
    ビブ・エイベ・バトゥン(火の祭壇) ビブ・エイベ・バトゥンは、アゼルバイジャンの古代宗教であるズロアスター教の聖地として知られています。紀元前17世紀に建てられた火の祭壇は、1000年以上もの間、火を絶やさず祭壇に灯し続けています。
  • 【ニザミ通り】バクー市内を東西に貫く大通りで、多数のショップやレストラン、カフェなどが並んでいます。夜にはライトアップされ、歩いて散策するのも楽しいスポットです。
  • カスピ海沿岸】バクー市内から車で数分の場所に、カスピ海沿岸が広がっています。海水浴や釣り、クルージングなどが楽しめるほか、カスピ海に浮かぶ火の山(ヤナール・ダーグ)も見ることができます。

 

バクー市街地サーキットの観光スポットはサーキット周辺に位置しているため、レース観戦の合間に訪れることができます。また、市内には多数のホテルやレストランもあり、観光とともに快適な滞在を過ごすことができます。

 


2.バクー市街地サーキットの歴史

2-1.アゼルバイジャンGPの歴史

アゼルバイジャンGPは、F1世界選手権の一戦として初めて開催されたのは2016年のことです。この時のレース名は「ヨーロッパグランプリ」で、バクー市街地サーキットでの開催が決定されました。

アゼルバイジャンGPとしては2017年にスタートして、記念すべき初回はダニエル・リカルドレッドブル)が、2018年にはルイス・ハミルトンメルセデス)が優勝しています。

アゼルバイジャンGPは、毎年6月または4月に開催されています。2020年には新型コロナウイルスの影響で中止となりました。

アゼルバイジャンGPは美しいバクー市内の風景を背景に行われるスリリングなレースとして、多くのF1ファンから注目されています。また、市街地コースでの開催ということもあり、独特のレース展開が見られることが多く、毎年大きな話題を呼んでいます。


2-2.バクー市街地サーキットで開催される背景

アゼルバイジャンGPがバクー市街地サーキットで開催される背景には、いくつかの要因があります。

まず、アゼルバイジャンは、ソ連時代にF1グランプリが開催されたことがある数少ない国の一つです。その後、独立後に国内でモータースポーツの人気が高まり、2012年には国際自動車連盟FIA)によって、F1世界選手権の開催国に認定されました。

また、バクー市街地サーキットは、2014年に開業したばかりのモダンなコースで、市内中心部に位置しています。このコースは、世界的デザイナー ヘルマン・ティルケが手がけたもので、全長は6.003km、20のターンを持つ特徴的なコースとなっています。さらに、美しい旧市街やカスピ海をバックにした美しい風景が楽しめることから、F1ファンからも人気が高まっています。

そのため、アゼルバイジャン政府は、F1グランプリの開催によって、国際的な注目度を高め、国内外からの観光客誘致にもつながると考え、バクー市街地サーキットでのレース開催を積極的に推進しています。

 


3.バクー市街地サーキットの見どころ

3-1.コース上の見どころ

バクー市街地サーキットのコース上の見どころを分かりやすく紹介します。

Baku City Circuit Formula 1 track information · RaceFans

  • 【ターン1】コーススタート直後のターン1は、直線から急激に左に曲がるシャープなコーナーで、多くのドライバーたちがスタート直後に接触事故を起こすことでも知られています。
  • 【ターン2と3】ターン1から続くターン2と3は、タイトなコーナーであり、F1車両が遅いスピードで進むため、このエリアでのオーバーテイクが難しいとされています。
  • 【ターン7と8】コース上の海岸沿いに位置するターン7と8は、高速で進むことができ、カスピ海を背景に美しい光景を楽しむことができます。
  • 【ターン15】最終コーナーのターン15は、スピードを維持したまま走ることができるため、オーバーテイクのチャンスがあるエリアとされています。
  • 【ストレート】バクー市街地サーキットのストレートは、約2.2kmにも及び、最高速度を発揮する場所となっています。また、ストレート上には、グランドスタンドから選手たちを見ることができるゾーンもあり、レース観戦を楽しむことができます。
  • 【景観】バクー市街地サーキットは、美しい旧市街やカスピ海を背景にした美しい景観が魅力的なコースとなっています。このため、レース観戦だけでなく、周囲の景色を楽しむこともできます。

3-2.周辺観光スポットの紹介
  • 【フラムジャ・ケルヴァン城塞(Flame Towers)】バクーのランドマーク的存在である、高さ200メートル以上の三つのタワー。夜には美しいライトアップが見られます。
  • 【マイダン塔(Maiden Tower)】古代からのバクーのシンボルであり、世界遺産にも登録されている塔です。
  • 【バクー歴史地区(Old City)】イチェリ・シェヘルとも呼ばれ、古い城壁に囲まれた旧市街地域。多くの歴史的建造物があり、中世の雰囲気を感じることができます。
  • 【シャルバット広場(Fountain Square)】市の中心部に位置し、美しい噴水とヨーロッパ風の広場が特徴です。多くのレストランやカフェもあります。
  • アゼルバイジャン国立美術館(National Art Museum of Azerbaijan)】国内外の美術作品を展示しており、美術館自体も美しい建物です。
  • 【ハイダル・アリエフ公園(Heydar Aliyev Park)】市内最大の公園であり、遊具や動物園、庭園などがあります。
  • 【ビブヘイバト・モスク(Bibi-Heybat Mosque)】美しい装飾が施されたモスクで、市内でも特に有名です。

 

 

4.訪れる際のポイントや注意点

バクー市街地サーキットを訪れる際には、以下のようなポイントや注意点があります。

  • 【チケットの購入】チケットは公式サイトやチケット販売サイトで購入することができますが、早めに購入することをおすすめします。また、購入時には席の種類や場所をよく確認し、自分の予算や観戦したい場所に応じてチケットを選びましょう。
  • 【持ち物】観戦に必要なものは、チケットや身分証明書、現金、水などです。また、日差しや紫外線を防ぐために、帽子やサングラス、日焼け止めなども持参することをおすすめします。
  • 【アクセス】バクー市街地サーキットは、市内中心部に位置しているため、地下鉄やバス、タクシーなどでアクセスすることができます。観戦前にアクセス方法を確認し、余裕を持って現地に到着するようにしましょう。
  • 【気候】バクー市街地サーキットは、夏季に開催されるため、気温が高くなることが予想されます。熱中症や脱水症状にならないよう、こまめな水分補給や休憩を心がけましょう。
  • 【交通規制】アゼルバイジャンGP期間中は、周辺道路の一部が閉鎖されるため、交通規制が行われます。観戦前に周辺の交通情報を確認し、時間に余裕を持って現地に到着するようにしましょう。
  • 【マナー】観戦時には、周りの人々と共に快適に観戦するために、マナーを守ることが大切です。周りの人々への迷惑行為や、場内でのゴミの捨て方などに注意し、観戦を楽しんでください。

 

 

〇本記事画像参照元

https://ars.els-cdn.com/content/image/1-s2.0-S0264275117307126-gr1.jpg

https://www.racefans.net/wp-content/uploads/2021/06/racefansdotnet-baku-blue.jpg

 

 

以上

 

 

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