自転車ロードレースチームの収入ランキング世界TOP18【ツール・ド・フランス出場】【2023年版】

自転車に乗る男性グループ

2023年7月16日　作成

はじめに
主な収入源は？
収入ランキングTOP18

はじめに

ツール・ド・フランスは自転車レース(ロードレース)である　というのは何となく知っている方も多いと思います。

では、ツール・ド・フランスは個人戦と同時にチーム戦であることを知っているのは少ないのではないでしょうか？

そもそも、自転車チームってどのくらいの収入で運営しているのかまでイメージ出来る人はほぼいないと思われます。

本記事ではツール・ド・フランスにも出場する自転車チームの収入世界TOP18をまとめています。

本記事を読むことで自転車チームがどのくらいの収入でレースを行っているのか知ることが出来ます。

参考:Top paid professional cyclists - Cycling Digest - Cycling information bulletin

1ユーロ＝150円換算

選手の年俸ランキングはこちら。

主な収入源は？

自転車チームの主な収入源は次の4つが挙げられます。

当然チームによって異なりますが、大きな部分は変わりありません。

１．スポンサー

自転車メーカー、スポーツウェアブランドなど多くの企業とスポンサーシップ契約をすることで収入を得ます。

２．レース賞金

出場したレースで上位の成績を収めることで賞金を獲得できます。

３．メディア契約

チームによってはメディアと直接契約することでテレビ放映権やインターネットのライブ配信権、その他広告により収入を得ることが出来ます。

４．商品販売(ライセンス販売)

自転車本体や関連商品（チームジャージなど）を売ることで収入を得ます。

収入ランキングTOP18

順位	チーム名	チーム国籍	収入[億円]
1位	イネオス・グレナディアス	イギリス	67.5-75
2位	スーダル・クイックステップ	ベルギー	45-52.5
3位	ユンボ・ヴィスマ	オランダ	30-37.5
4位	UAE チーム・エミレーツ	アラブ首長国連邦	27-30
5位	バーレーン・ヴィクトリアス	バーレーン	22.5-30
5位	リドル・トレック	アメリカ	22.5-30
5位	チームDSM・フィルメニッヒ	オランダ	22.5-30
5位	ボーラ＝ハンスグローエ	ドイツ	22.5-30
6位	AG2R・シトロエン・チーム	フランス	21-24
10位	アスタナ・カザクスタン・チーム	カザフスタン	21
11位	モビスター・チーム	スペイン	19.5-22.5
12位	EFエデュケーション・イージーポスト	アメリカ	18-21
12位	グルパマ・FDJ	フランス	18-21
14位	コフィディス	フランス	15-18
14位	ジェイコ・アルウラー	オーストラリア	15-18
14位	アルケア・サムシック	フランス	15-18
14位	アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ	ベルギー	15-18
18位	アルペシン・ドゥクーニンク	ベルギー	9-15

1位のイネオス・グレナディアス(イギリス)は約70億円の収入で自転車レースを行っているチームになります。70億円が多いのか少ないのかは人によってとらえ方は異なると思いますが、筆者個人的には”意外と多いな”という印象です(失礼ながら)。
2022年ツール・ド・フランスのチーム優勝(個人ではなく)はイネオス・グレナディアスでした。チーム収入がチーム成績に反映された形になります。また、優勝者のヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)は収入ランキング3位のユンボ・ヴィスマ(オランダ)に所属する選手です。
日本に住んでいると自転車レースは馴染みがないため”そこまでのお金が動いているんだ”と思ってしまうのかもしれません。一方、ヨーロッパでは自転車レースは歴史があり、市民権を得ているスポーツの一つのようです。何かで観ましたが、ツール・ド・フランスは日本でいうと箱根駅伝のようなもの　だそうです。箱根駅伝と言われると、何となく「テレビを付けながらゆるく楽しむ。人によってはガチで楽しむ。」というのがイメージできます。
18位はアルペシン・ドゥクーニンク(ベルギー)の9－15億円です。上位チームとは2－3倍程度の差なので、やり方によっては勝負が出来る、、ものでしょうか。
ヨーロッパだとサッカーも盛んですが、サッカーチームのトップとなると数100億円の予算が必要となります。一方、特にツール・ド・フランスとなると世界中で視聴されることを考えると、10億円単位でスポンサーが出来る自転車レースはコストパフォーマンスが比較的良い、と言えるかもしれません。