目次
はじめに
F1の世界は非常に競争の厳しい世界であり、ドライバーは少しでも振るわない成績を残すと交代させられてしまいます。
F1チームとしてはドライバー順位は翌年の収益に直結するため、名誉だけでなく金銭面でも少しでも早いドライバーを乗せたいと考えます。
そんなF1ドライバーのなかでも異質な存在なのが、カナダ人F1ドライバーのランス・ストロールです。
1998年10月29日生まれの25歳(本記事執筆時)でF1ドライバーとしては2017年以降の7年目になります。
F1に7年間いるということは優れたドライバーなのかというと、必ずしもそうではありません。
ではなぜストロールは長期にわたりF1ドライバーとして参戦できているのか?
本記事ではその理由と海外メディアが報じる批判を紹介します。
直近の成績は?
2023年シーズンのチームメイト(フェルナンド・アロンソ)との成績の比較は次の通り。
ポイントは2倍以上の差があることから、アロンソの完勝であることが分かります。
通常ここまでの成績差があればストロールは交代(首)になってもおかしくありません。
しかし、ストロールが首になるという噂すら出ないのが現状のF1界です。
その理由について次から解説します。
ストロールが首にならない理由
結論としては父親の影響のためです。
ストロールの父親ローレンス・ストロールは実業家であり、アストンマーティンのオーナーです。
ローレンス・ストロールはストロールが成績を残すことを重要視しますが、それ以上にF1ドライバーとして残し続けることを優先しているとも言われています。
つまり、ストロールは自身の父親のチームで走っているため、(ほぼ)首になることはありません。
一応給料(お小遣い)も出ていて、2億6,000万円と言われます。
なお、ストロールは2017年にウィリアムズからボッタスの後任(メルセデスで移籍したため)としてF1デビューしました。
その時から父親の資金提供があり、その金額はペイドライバー歴代最高額の約82億円と言われています。
海外メディアでの批判
ここまで露骨に「お金のおかげで走れている」F1ドライバーに対しては当然海外メディアでも批判の的となっています。
その代表的な内容を紹介します。
- ストロールよりも才能豊かな多くのドライバーが資金力を理由に走れていない。
- 通常ドライバーがさらされる成績を残すことへのプレッシャーがない。
- ストロールの成績でF1を走り続けることはF1自体をダメにしている。
なかなか厳しい評価ですが、ある意味仕方がないとも言えます。
まとめ
F1ドライバーランス・ストロールは自身の父親のチームで走っているため基本的には首になることはありません。
ストロールには海外メディアからも”ペイドライバー”として批判対象となることが多いです。
現状のアストンマーティン体制が変わらない(父親がオーナーである限り)はストロールがF1ドライバーであり続ける可能性は高いと思われます。
以上