2022年1月15日作成
■インシーニェの移籍について
2022年1月8日にMLS(米メジャーリーグサッカー)のトロントFCがナポリ所属の現イタリア代表FWロレンツィオ・インシーニェが2022年7月から加入することを発表しました。
年俸は1150万ユーロ(約15億円)+ボーナス450万ユーロ(約5億9000万円)と言われています。
また、ナポリとの契約は2022年6月までなので、移籍金0円のフリーでトロントFCに加入することになります。
ナポリのアイドル・インシーニェ、今夏の退団が決定…MLSトロントと4年契約締結 | サッカーキング
インシーニェの移籍について元イタリア代表の先輩であり、トロントFCでプレーしたジョビンコがコメントを出しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0fb241f7eac3766e7ae83aed3a6181ffa43eac9
要約すると、
・【前置き】ユベントスとバックアッパーだったジョビンコとナポリのキャプテンのインシーニェでは状況が異なる。
・給与は確かに高いがアメリカの税金はたくさんあるから正確ではない。
・MLSに行くことでイタリア代表から外れないことを願う。
・MLSのサッカーは本物とは言えないだろう。
・お金を除けば、トロントでの生活は素晴らしい。
■インシーニェの移籍について思うこと
インシーニェは現在30歳でサッカー選手としては脂がのっている時期です。
ナポリ一筋で現在キャプテンを務めていて、昨年のユーロ2020を制したイタリア代表の中心選手とキャリアも申し分ありません。
その中での今回のトロントFCへの移籍です。
理由の一つは年俸と言われています。現在ナポリでは年俸450万ユーロ(約5億9000万円)と言われていますが、トロントFCでは約3倍になります。
私は個人的にはお金を優先した移籍は全然アリだと思っています。
学生のころは、中国の金満クラブが主に南米選手を高額年俸で獲得していた状況はいかがなものかと思ってましたが、社会人となった今は考え方が少し変わりました。
やっぱりお金は大事ですし、選手としてクラブに大金を払わせていることはそれだけの評価がされているという証拠ですし。
一方で、ジョビンコが言うようにインシーニェに関して言えばナポリの生え抜きとして歴史に名を遺している選手なので、引退後のキャリアを考えると、今回に限ってはナポリと契約延長しても良かったかもしれません。
ナポリがどの程度の条件を提示していたかは不明ですが、インシーニェからすると誠実性が足りないと思わせるものだった可能性もあります。
また、ナポリは最後まで契約延長を望んでいたのかもしれません。でなければ、3500万ユーロ(約46億円)の移籍金(※)がかかると言われているインシーニェをフリーで出すわけがないですからね。
(※)https://www.transfermarkt.com/ 参考
■おわりに
インシーニェがもし年俸を優先してトロントFCに移籍していたとしても、賛成しますし、応援したいと思います。
一方で、ナポリに残れば引退後のキャリアにも繋がった可能性もあるので、インシーニェに関しては残っても良かったかもしれません。
以上
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