2021年9月5日 作成
2023年6月16日 更新
■はじめに
本記事では2009年以降イタリア セリエAの歴代アシスト王TOP3をまとめてみました。
多くのゴールを演出してきた名選手をあらためて確認しましょう。
■2022/2023シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | フヴィチャ・クヴァラツヘリア | 10 | ナポリ |
2位 | ラファエル・レオン | 8 | ACミラン |
2位 | ムサ・バロウ | 8 | ボローニャ |
2位 | セルゲイ・ミコンコヴィッチ・サヴィッチ | 8 | ラツィオ |
2位 | フィリップ・コスティッチ | 8 | ユヴェントス |
2位 | ピオトル・ジエリンスキ | 8 | ナポリ |
3位 | ロベルト・ペレイラ | 7 | ウディネーゼ |
3位 | ブラヒム・ディアス | 7 | ACミラン |
3位 | ドメニコ・ベラルディ | 7 | サッスオーロ |
3位 | ルイス・アルベルト | 7 | ラツィオ |
3位 | サンドロ・トナーリ | 7 | ACミラン |
2022/2023シーズンのセリエAはまさにナポリのためのシーズンと言えました。得点王はナポリのオシムヘンが獲得し、アシスト王もジョージア代表のクヴァラツヘリアが獲得し、ナポリの33年ぶりのマラドーナ以来のスクデット獲得に貢献しました。中でもクヴァラツヘリアはそのドリブルの仕掛けから12得点10アシストと大活躍し、セリアAフリークス中でも解説の細江克弥さんが「セリエAのMVP」と表現していました(と記憶しています)。クヴァラツヘリアの市場価値はナポリに加入した2022年は1500万ユーロ(約21億円)でしたが、シーズン終了時点で8500万ユーロ(約119億円)とも言われて、名実ともに世界トップ選手の仲間入りを果たしたと言えます。
■2021/2022シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ドメニコ・ベラルディ | 14 | サッスオーロ |
2位 | ニコロ・バレッラ | 12 | インテル・ミラノ |
2位 | ハカン・チャルハノール | 12 | インテル・ミラノ |
3位 | セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ | 11 | ラツィオ |
画像:https://www.ruetir.com/2022/03/07/is-domenico-berardi-ready-for-the-big-leap/
サッスオーロ一筋のイタリア代表FWのドメニコ・ベラルディが27歳にしてセリエAアシスト王を獲得しました。右サイドを主戦場としセリエAを代表するチャンスメイカーであり、アタッカーに成長しました。無論他のクラブも獲得を検討しており、セリエAを優勝したミランへの移籍話が出ています。来季はどのクラブでプレーしているかも注目です。
■2020/2021シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ルスラン・マリノフスキー | 12 | アタランタ |
2位 | ロメル・ルカク | 11 | インテル・ミラノ |
3位 | ピオトル・ジエリンスキ | 10 | ナポリ |
3位 | フアン・クアドラード | 10 | ユヴェントス |
3位 | ヘンリク・ムヒタリアン | 10 | ローマ |
画像:https://note.com/rbblues/n/neac4071c77e1
2019年7月にKRCヘンクから初のCL出場権を獲得したアタランタに移籍し、初年度から中心選手として活躍し、2020/2021シーズンにアシスト王を獲得しました。
■2019/2020シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | アレハンドロ・ゴメス | 16 | アタランタ |
2位 | ルイス・アルベルト | 15 | ラツィオ |
3位 | ドメニコ・ベラルディ | 10 | サッスオーロ |
画像: https://www.theworldmagazine.jp/20200403/01world/italy/278168
2005年にアルゼンチンでプロキャリアをスタートさせ、2013/2014シーズンからアタランタに在籍しています。退団する2021年1月までに209試合に出場し、2019/2020シーズンに個人タイトルを獲得しました。
■2018/2019シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ドリース・メルテンス | 11 | ナポリ |
1位 | アレハンドロ・ゴメス | 11 | アタランタ |
2位 | スソ | 10 | ACミラン |
2位 | ホセ・カジェホン | 10 | ナポリ |
3位 | ファビオ・クアリャレッラ | 8 | サンプドリア |
3位 | マヌエル・ラッツァーリ | 8 | SPAL |
3位 | クリスティアーノ・ロナウド | 8 | ユヴェントス |
3位 | ロドリゴ・デ・パウル | 8 | ウディネーゼ |
画像:https://www.footballchannel.jp/2019/12/05/post351453/
ドリース・メルテンスは169㎝/61㎏と決して恵まれた体形とは言えませんが、フィジカルの求められるセリエAで2013/2014シーズンからナポリ一筋で250試合以上出場しています。そして2019/2020シーズン中にはクラブ史上最多得点記録を更新しました。
■2017/2018シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・アルベルト | 14 | ラツィオ |
2位 | ドウグラス・コスタ | 12 | ユヴェントス |
3位 | ロレンツォ・インシーニェ | 11 | ナポリ |
画像: https://qoly.jp/2018/04/21/barcelona-want-to-sign-with-luis-alberto-kgn-1
スペインの各年代でプレーしてきたルイス・アルベルトは2016/2017シーズンからラツィオでプレーしています。そして2017/2018シーズンは11ゴール13アシストを記録し、ラツィオのCL出場権獲得に貢献しました。
■2016/2017シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ホセ・カジェホン | 12 | ナポリ |
2位 | モハメド・サラー | 11 | ローマ |
3位 | マレク・ハムシーク | 10 | ナポリ |
3位 | ボルハ・バレロ | 10 | フィオレンティーナ |
3位 | アレハンドロ・ゴメス | 10 | アタランタ |
画像: https://web.gekisaka.jp/news/detail/?235585-235585-fl
ホセ・カジェホンはレアル・マドリードのカンテラ出身の選手です。プロキャリアは、エスパニョール⇒レアルマドリード⇒ナポリ⇒フィオレンティーナを過ごしています。このうちナポリには2013-2020に在籍し、プロキャリア最多の255試合をナポリで過ごしました。
■2015/2016シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ポール・ポグバ | 12 | ユヴェントス |
1位 | ミラレム・ピアニッチ | 12 | ローマ |
2位 | マレク・ハムシーク | 11 | ナポリ |
2位 | リッカルド・サポナーラ | 11 | エンポリ |
3位 | ロレンツォ・インシーニェ | 10 | ナポリ |
画像:https://www.nikkansports.com/soccer/world/photonews/photonews_nsInc_202106200001134-1.html
ポール・ポグバはもしかしたらマンチェスターユナイテッドの選手というイメージが強い方も多いかもしれません。しかし、このフランス人選手はキャリアの飛躍はユヴェントスで果たしており、在籍した5シーズンは124試合に出場しリーグ5連覇に貢献しました。
■2014/2015シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | パウロ・ディバラ | 10 | ユヴェントス |
1位 | ミラレム・ピアニッチ | 10 | ローマ |
1位 | フランコ・バスケス | 10 | パレルモ |
1位 | ドメニコ・ベラルディ | 10 | サッスオーロ |
1位 | マレク・ハムシーク | 10 | ナポリ |
2位 | エミル・ハルフレドソン | 9 | ヴェローナ |
2位 | アントニオ・カンドレーヴァ | 9 | ラツィオ |
3位 | アンドレア・ベルトラッチ | 8 | ジェノア |
画像: https://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20151024/362877.html
パウロ・ディバラのユヴェントスの前の所属クラブをご存じでしょうか?実はパレルモで3シーズン90試合21得点の活躍が認められ、ユヴェントスに移籍しました。移籍直後の背番号はジダン、テュラム、ピルロが背負った21番であることから期待の高さが伺えます。その後の活躍はご存じの通りです。
■2013/2014シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | フランチェスコ・トッティ | 10 | ローマ |
1位 | アレッシオ・チェルチ | 10 | トリノ |
2位 | ボルハ・バレロ | 9 | フィオレンティーナ |
2位 | ジェルヴィーニョ | 9 | ローマ |
3位 | リカルド・アルバレス | 8 | インテル・ミラノ |
3位 | ロムロ・ソウザ | 8 | ヴェローナ |
3位 | ステファン・リヒトシュタイナー | 8 | ユヴェントス |
フランチェスコ・トッティは1993-2017年の24年に渡りローマ一筋でプレーし、619試合250得点を記録しています。イタリア代表は58試合に出場と、意外と(?)少ない印象です。2000-2001シーズンは元日本代表の中田英寿とともにセリエA優勝を飾りました。
■2012/2013シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | マレク・ハムシーク | 14 | ナポリ |
2位 | フランチェスコ・トッティ | 12 | ローマ |
3位 | ボルハ・バレロ | 11 | フィオレンティーナ |
画像:https://www.footballchannel.jp/2015/09/02/post105684/
マレク・ハムシークは2007-2019の12シーズンをナポリで過ごし、400試合以上に出場しまし、キャプテンを務め、ナポリの象徴「バンディエラ」と称されました。2012/2013シーズンはリーグ優勝こそはユヴェントスに譲りましたが、ナポリの2位獲得に貢献し、個人タイトルを獲得しました。
■2011/2012シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ファブリツィオ・ミッコリ | 14 | パレルモ |
2位 | セバスティアン・ジョヴィンコ | 13 | パルマ |
2位 | アンドレア・ピルロ | 13 | ユヴェントス |
3位 | パブロ・アルメロ | 11 | ウディネーゼ |
3位 | ミルコ・ヴチニッチ | 11 | ユヴェントス |
画像:https://maltafootballblog.wordpress.com/2015/12/11/malta-football-blog-meets-fabrizio-miccoli/
ファブリツィオ・ミッコリは33歳でアシスト王獲得と遅咲きの選手といえるかもしれません。歩んだキャリアも以下の通りで、多数のクラブを渡り歩きましたが、通算530試合191得点と充実した記録を残しました。
カラザーノ→テルナーナ→ユヴェントス→ペルージャ(loan)→フィオレンティーナ→ユヴェントス→ベンフィカ(loan)→パレルモ→レッチェ→ビルキルカラ
■2009/2010シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ロナウジーニョ | 15 | ACミラン |
2位 | アンドレア・コッス | 12 | カリアリ |
3位 | マイコン | 11 | インテル・ミラノ |
画像:https://news.nicovideo.jp/watch/nw8326799
ロナウジーニョといえばバルセロナで大活躍し、2005年にはバロンドールを獲得しました。2008年にACミランに移籍し、3シーズンを過ごし、2009/2010シーズンにはアシスト王を獲得し、ACミランのリーグ3位に貢献しました。
以上
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