2022年5月19日作成
2022年5月22日更新
将来のバロンドール最有力候補のハーランドとエムバペの移籍話についに具体例な動きがありました。
偉大な2選手の移籍について、僭越ながら思うことを記載します。
◼️ハーランドの移籍情報
2022年5月10日にノルウェー代表の怪物 アーリング・ハーランドがドルトムントからマンチェスター・シティに移籍することが発表されました。
移籍金は6000万ポンド(95億6100万円)、週給37万5000ポンド(約6000万円)という大きな金額が動きました。
※1ポンド=159.35円で換算(2022年5月19日時点)
◼️ハーランドの移籍に思うこと
マンチェスター・シティがハーランドを獲得した狙いは明らかです。
チャンピオンズリーグを優勝するための戦力を補強する、です。
今シーズン(2021/2022シーズン)は準決勝でレアル・マドリードに破れてしまい、またしても初優勝を逃してしまいました。
クラブには目に見えない「格」というものがあります。
それは歴史、タイトル数などが長い時間をかけて積み重なって形になります。
マンチェスター・シティが本当のヨーロッパトップの「格」を得るには、やはり「チャンピオンズリーグ優勝」という看板が絶対に必要となります。
そのために現在のシティに欠けている一級のセンターフォワードを獲得しました。
選手の能力だけでなく、21歳と若い選手を取ることからシティが将来を見据えた本気の補強であることが分かります。
一方、ハーランド側の狙いは3つ考えられます。
全てを総合的に加味してシティに決めた、と言うところでしょうか。
噂に上がっていたレアルについては、レアル側がハーランドの負傷歴を嫌って断りを入れた、という話もあります。
レアルが懸念する通り、フィジカルと試合日程がタフなプレミアリーグでハーランドがどこまで稼働出きるかが大きなポイントになります。
また、選手にチームプレーを要求するグアルディオラに対して、ドルトムントで王様をやっていたハーランドが合うのかも注目しています。
◼️エムバペの移籍情報
2022年5月17日にフランス代表のキリアン・エムバペパリ・サンジェルマンからレアル・マドリードに移籍する見込みであることが報道されました。
しかし、同年5月22日にパリ・サンジェルマンと2025年まで3年契約を延長し、残留することが発表されました。
◼️エムバペの移籍に思うこと
やっぱりお金って偉大だわ、と素直に思いました。
ここまでくるここ数年のエムバペの移籍するという姿勢はパリ・サンジェルマンから極限までのお金を出させるものにしか見えません。
そういう意味ではエムバペ側の作戦勝ちです。
もしくはエムバペは本当にレアルに行きたかったが、パリ・サンジェルマンからのとんでもない条件に対して、さすがにノーとは言えなくなったのかもしれません。
いずれにしろ、レアルとしては完全にコケにされた形で、面目丸つぶれです。
これで少なくともレアルのペレス会長がいる間、パリ・サンジェルマンとの関係は完璧に冷え切ったものになります。
個人的にはエムバペのラ・リーガ挑戦を見て見たかったですが(リーグアンで無双するのは分かってますからね)、一方でサッカー選手としてサラリーを優先するのは決して間違いではないので、パリ・サンジェルマン残留自体は悪いとは言えません。
なお、以下取り消し線がある文はレアルへの移籍が決定的だった時点のものです。。。
さすがレアルだなと、率直に思いました。
ムバッペはパリ・サンジェルマンで高給取り選手はやりましたし、代表ではW杯で優勝を経験しています。
となると、次はチャンピオンズリーグを取ることが大きな目標になります。
移籍金がかからないこともあり、ムバッペも選び放題だったはずですが、さすが世界で最も格のあるクラブの一つであるレアル・マドリードが選ばれました。
居心地のいい母国から飛び出して(恐らく給料もパリ・サンジェルマンのほうがいい)、レアルに挑戦する姿勢は素晴らしいです。
ハーランドと違って、何となくですが早くにチームにフィットする気がします。
レアルではヴィニシウスのようなスピードアタッカーが活躍してますし、パサー(モドリッチ、クロース)もポストプレイヤー(ベンゼマ)も揃っているので、ムバッペもすぐに活躍するんじゃないでしょうか。
同郷の大先輩であるベンゼマもいるので、居心地も良いと思います。
(南米選手のように同郷選手がいないと力の半分も出ない、なんてことはないとは思いますが)
◼️まとめ
近年の移籍市場を賑わせていたハーランドをマンチェスター・シティが獲得し、エムバペの残留をパリ・サンジェルマンが勝ち取りました。
両選手が期待(金額)に応える活躍を見せるのか、注目していきましょう。
以上