2022年6月21日 作成
2022年7月2日 更新
■はじめに
本記事では2010年以降F1(フォーミュラ1)の歴代ドライバーチャンピオンのTOP3をまとめてみました。
チーム状況やドライバーが毎年のように変わる中、各シーズンで活躍したドライバーを見ていきましょう。
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■2021年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 395.5 |
2位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 387.5 |
3位 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 226 |
画像:https://honda.racing/rbr-sat/post/max-2021-champion
ルイス・ハミルトンの8度目のチャンピオン獲得の挑戦に待ったをかけたのがレッドブルが誇るオランダ人ドライバーのマックス・フェルスタッペンです。同点で迎えた最終アブダビGPでは、ニコラス・ラティフィのクラッシュをきっかけに大逆転優勝を決め、自身初そしてオランダ人初のF1チャンピオンになりました。レッドブルのドライバーとしては2013年のセバスチャン・ベッテル以来のチャンピオンとなります。このシーズンのフェルスタッペンは優勝以外は全て2位と抜群の安定感を誇りました。また、近年のフェルスタッペンの活躍によりどこのサーキットでもオランダ人ファン(オレンジ軍団)がスタンドを埋めて大歓声を送ってました(特にヨーロッパのレース)。
■2020年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 347 |
2位 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 223 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 214 |
通算7回目のF1チャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、ついにあのミハエル・シューマッハに並びました。新型ウイルスもあり例年とは異なるシーズンであり、らしくないペナルティを複数回受けるなど不測の事態はありながらも、最終的には3レースを残してチャンピオンを獲得するのはさすがの一言。シーズン終了後にはチャールズ皇太子から大英帝国勲章(ナイトの爵位)を叙勲されました。
■2019年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 413 |
2位 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 326 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 278 |
ルイス・ハミルトンが史上2人目の通算6度目のF1チャンピオンを獲得しました。シーズンを通してメルセデスが強く、チームメイトのバロテリ・ボッタスとチャンピオンを争う形になりましたが、勝負強さの面でハミルトンが上回り(DAZN解説の中野信治さん曰く「こういうところ(肝心なところで抜くことが出来ないところ)がボッタスの弱点」)、最終的には100ポイント近い差を付けました。また、このシーズンからレッドブルがアルファタウリに続きホンダ製パワーユニットを採用しました。
■2018年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 408 |
2位 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 320 |
3位 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 251 |
2018年のフェラーリはメルセデスに匹敵する競争力を持ったマシンで、実際にドライバーズランキングでも2位と3位を獲得しています。しかし、フェラーリはドライバーとチームのミスが重なってポイントを失うことが多かった一方で、メルセデス&ハミルトンは安定した走りを続けました。フェラーリとしてはチャンピオンを狙う絶好の機会でしたが、チャンスを掴み切れず悔しいシーズンとなりました。
■2017年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 363 |
2位 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 317 |
3位 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 305 |
画像:https://www.dw.com/en/lewis-hamilton-crowned-2017-formula-one-champion-after-mexico-gp/a-41162247
ルイス・ハミルトンは数多くの記録を持っていますが、このシーズンはポールポジションの通算69回獲得し、ミハエル・シューマッハの68回を上回りました。また、前年までチームメイトでありチャンピオンのニコ・ロズベルグが引退し、新たにウィリアムズからボッタスを迎え入れたシーズンでもあります。
■2016年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 385 |
2位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 380 |
3位 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 256 |
画像:https://www.skysports.com/f1/news/12515/10212726/aus-report
チームメイトのルイス・ハミルトンと壮絶なチャンピオン争いを制したニコ・ロズベルグが初のF1チャンピオンとなりました。父親のケケ・ロズベルグと併せて親子でのF1チャンピオンは2例目となりました(1例目はグラハム・ヒルとデイモン・ヒルの親子)。シーズン終了後のFIAの表彰式にて突然の引退を表明し、関係者を驚かせました。メルセデスからは莫大な契約金と併せて契約延長の話があったそうですが、家族との時間を優先するとしてF1から去りました(といいつつも翌年メルセデスのアンバサダーを務めました)。
■2015年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 381 |
2位 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 322 |
3位 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 278 |
メルセデス&ハミルトンのコンビでタイトル2連覇を獲得しまし、前シーズンに続きチームメイトのニコ・ロズベルグとチャンピオンを争いました。ロズベルグに対してハミルトンは安定感と予選の速さが勝っており、シーズン中は常にランキング1位を維持しました。また、この年にレッドブルからフェラーリに移籍したセバスチャン・ベッテルがメルセデスの2人に続き、ランキング3位に名を連ねました。
■2014年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 384 |
2位 | ニコ・ロズベルグ | メルセデス | 317 |
3位 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 238 |
画像:https://sidepodcast.com/post/lewis-hamilton-crowned-2014-formula-one-world-champion
2014年はエンジン仕様が2.4リッターV8NAエンジンから1.6リッターV6ターボ・ハイブリッドパワーユニットへ大きく変わりました。その恩恵を最も受けたのはメルセデスエンジンであり、メルセデスは19戦16勝、1-2フィニッシュは11回と圧倒的な速さを見せました。そのドライバーであるハミルトンとロズベルグがシーズンを通して争い、時には接触事故やチームオーダー無視などで緊張が走る場面もある中、最終アブダビGPでハミルトンがチャンピオンになりました。
■2013年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル | 397 |
2位 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ | 242 |
3位 | マーク・ウェバー | レッドブル | 199 |
セバスチャン・ベッテル が2位のフェルナンド・アロンソに155ポイントもの大差をつけてチャンピオンになったシーズンです。レッドブルのマシンも当然早いのですが、チームメイトのマーク・ウェバーのほぼ2倍のポイント獲得していることから、いかにベッテルが速かったのかが分かります。また、あまりにも速いので観客からブーイングが出ることもありました。
■2012年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル | 281 |
2位 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ | 278 |
3位 | キミ・ライコネン | ロータス | 207 |
「紆余曲折」なシーズンを最終的に制したのは前年に続きセバスチャン・ベッテルでした。このシーズンは猛威を振るっていたブロウン・ディフーザの廃止やピレリ製タイヤの扱いにくさが重なり、開幕7戦全てのレースの勝者が異なるなどまさに「紆余曲折」。そんな状況下でベッテルは前半戦こそは苦労するものの、後半戦は復調し、2位のフェルナンド・アロンソに3ポイント差でチャンピオンを獲得しました。
■2011年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル | 392 |
2位 | ジェンソン・バトン | マクラーレン | 270 |
3位 | マーク・ウェバー | レッドブル | 258 |
画像:On this day in 2011: Sebastian Vettel won the Formula One drivers’ championship
レッドブルのセバスチャン・ベッテルがチャンピオン2連覇を達成しました。2011年からタイヤメーカーがブリジストンからピレリに変わり、ピレリ製タイヤの特徴として管理に異常に注力する必要がありました(レース中に突然タイムが落ちる「崖」がありました)。そんな中でも、ベッテルは開幕から安定した走りを見せて、19戦中優勝11回、表彰台17回でチャンピオンを獲得しました。
■2010年シーズン
順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル | 256 |
2位 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ | 252 |
3位 | マーク・ウェバー | レッドブル | 242 |
画像:https://www.webcg.net/articles/gallery/5084
2007年にザウバーからF1デビューを果たしたドイツ人ドライバー セバスチャン・ベッテルが初のF1チャンピオンを獲得したシーズンです。各ドライバー、マシンの差が拮抗したシーズンであり、ベッテルの他にアロンソ(フェラーリ)、ウェバー(レッドブル)、ハミルトン、バトン(ともにマクラーレン)の5人がチャンピオンを争い、最終アブダビGPまでもつれました。
以上
各年代のチャンピオンをまとめてます。
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