F1の世界ではマシンおよびドライバーのスピードと技術が競われる一方で、レギュレーション違反などにより罰金が科されることがあります。中には1億を超えるような高額なペナルティも多く存在します。
本記事では、F1史上最も高額な罰金ランキングTOP10を紹介します。どのような違反で罰金が科されられたのか⁉そしてその金額は⁉気になるランキングを早速見ていきましょう‼
なお、日本円換算には罰金発生当時のレートを用いてます。
目次
- 10位 BAR Honda
- 9位 USF1
- 8位 ハンガリーグランプリ運営組織
- 7位 ウィリアムズ
- 6位 レーシングポイント
- 5位 アストンマーチン
- 4位 フェラーリ
- 3位 トルコグランプリ運営組織
- 2位 レッドブル
- 1位 マクラーレン
10位 BAR Honda
罰金(円):1150万円
罰金($):10万$
F1罰金ランキングの10位は2005年にBAR Hondaに課された1150万円です。BAR Hondaはマシン重量を軽くするためにマシン内部に隠し燃料タンクを使い、レギュレーション違反となりました。
話は脱線しますが、マシン重量が軽くなるとストレートが早くなる、カーブでのタイヤへの負荷が軽くなるなどメリットがあります。予選時に各マシンが燃料をギリギリに少なくするのはストレートが早くなるからです。またレース終盤にタイヤ寿命が長くなるのはカーブでのタイヤ負荷が減るからです。
9位 USF1
罰金(円):2565万円
罰金($):30万9000$
アメリカのチームとしてF1への参戦を目指していたUSF1。F1参戦への手続きも進む中、2010年シーズン開幕直前になってもマシンが文字通り形になっておらず、最終的には資金難により参加を断念しました。その後F1運営から罰金2565万円というペナルティーを受けました。
8位 ハンガリーグランプリ運営組織
罰金(円):2900万円
罰金($):25万$
1998年のハンガリーグランプリはミハエル・シューマッハの優勝しました。しかし優勝後に観客がトラックに侵入し、混乱を招いたとして運営組織に初めは1億1600万円、その後、4分の1の2900万円に減額された罰金が課されました。
7位 ウィリアムズ
罰金(円):3000万円
罰金($):25万$
7位は2002年にウィリアムズに課された3000万円です。マシンのブレーキシステムに関するレギュレーション違反を犯しました。
6位 レーシングポイント
罰金(円):4120万円
罰金($):40万$
2020年にレーシングポイントはメルセデスが設計したブレーキダクトを使用し、レギュレーション違反となりました。
5位 アストンマーチン
罰金(円):5175万円
罰金($):45万$
2021年にアストンマーチンが財務規則上の手続き違反をしたとして罰金5175万円を課されました(実際に課されたのは翌2022年になります)。
4位 フェラーリ
罰金(円):1億2000万円
罰金($):100万$
2002年のオーストリアグランプリにてレース結果を変えるためのチームオーダーを使ったことでフェラーリに罰金1億2000万円が課されました。
3位 トルコグランプリ運営組織
罰金(円):5億9000万円
罰金($):500万$
2006年のトルコグランプリの優勝トロフィーの発表時にトルコ系キプロス人に関する政治的な話題を絡めたことで運営組織に罰金5億9000万円を課されました。
2位 レッドブル
罰金(円):9億5200万円
罰金($):700万$
2位はレッドブルで2021年に予算制限を超過したとこに対する罰金です。この結果2022年に9億円5200万円の罰金に加えて風洞試験の制限=技術的な制約も課されるなど厳しい処置で、FIAが予算制限を重要視し、F1の公平性を保つ意思を示しています。
1位 マクラーレン
罰金(円):110億円
罰金($):1億$
栄えある罰金1位は2007年に起きた"スパイゲート事件"でその金額は2位を大きく突き放す110億円です。F1のスパイゲート事件は2007年に起きた大きな事件です。フェラーリの元従業員がマクラーレンにフェラーリの機密情報を提供し、マクラーレンが不正行為を行ったとして大きな問題となりました。
以上
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