目次
【結論】大学院生は出場可能
箱根駅伝の出場資格は?
- 関東学生陸上競技連盟に加盟している大学(大学院含む)の学生
- 2024年度日本学生陸上競技連合男子登録者
- 本大会および予選会への出場回数が通算4回未満
※関東学生陸上競技連盟発行の「東京箱根間往復大学駅伝競走 第101回大会以降の参加資格について」を参考
出場資格の中に年齢に関する記載はないため大学院生の出場は可能となります。
年齢制限が無いので過去には30代の選手もいました。
大学院生が箱根駅伝に出場した実績
古川大晃氏(東大)
古川氏は東京大学大学院生として箱根駅伝予選会に出場し、博士1年目・2年もいずれも関東学生連合チームに選ばれましたが、チーム内で10位以内のタイムではないので本選出場は叶いませんでした。
依田崇弘氏(東大)
東京大学大学院として関東学生連合チームに選ばれましたが、古川氏と同じく本選出場は叶いませんでした。
参考:箱根駅伝を目指す東大院生の“高学歴ランナー”…古川大晃が語る、“異色のキャリア”はなぜ生まれた?「箱根出場校からも勧誘を受けましたが…」 - 駅伝 - Number Web - ナンバー
大学院生であることのメリット・デメリット
【メリット】チャンスが増える
箱根駅伝への出場権は本大会および予選会への出場回数が通算4回未満です。
何らかの理由で大学生4年間のうち4回出場できなかった場合でも大学院生として最大4回前までのチャンスを活かすことが出来ます。
(留年する方法も実際はありますが)
【デメリット】研究との両立が難しい
大学院に進学することは研究をするということであり、駅伝競技と研究の両立が求められます。
特に先に紹介した2人は東大大学院ということもあり極めて忙しい研究生活だったことは容易に想像されます。
そんな中でも関東学生連合チームに選ばれるレベルにあったことは特筆すべきことと思います。
大学院生が活躍する他の競技
大学スポーツにおいて箱根駅伝以外にも大学院生が活躍するスポーツがいくつかあります。また実際の競技者だけでなく大学生からの経験や自身の研究テーマを活かして大学スポーツに貢献する大学院生もいます。
まとめ
- 大学院生でも箱根駅伝への出場は可能です。
- 過去に大学院生ながら個人として関東学生連合チームに選ばれる人もいました。
- 大学院生であることで出場機会が増える一方で、競技競技と研究の両立は大変なものとなります。
以上