箱根駅伝が嫌われる理由とは？一部の人が感じる問題点を紹介

箱根駅伝は正月の1月2日、3日に行われる大学駅伝であり、テレビ視聴率は平均20‐30%と非常に高いものです。

しかも箱根駅伝は2日目で10時間以上に及ぶ競技でありながらも高い視聴率であることから、多くの日本人に支持されていると言えます。

一方で、箱根駅伝に対して一部の人々は「嫌い」と思っていることはご存知でしょうか？

本記事では、なぜ箱根駅伝が嫌いだと感じる人がいるのか、その理由や批判の背景を紹介します。

【理由1】メディアの過剰報道

正月は家でゆっくりテレビを見る方も多いと思いますが、1月2日、3日は箱根駅伝一色になります。

さらにレース翌日は優勝チームの関係者が出場する特番が放送されます。

箱根駅伝に全く興味が無いという人にとってはこれは苦痛で仕方ありません。

但し、箱根駅伝は基本的に日本テレビが放送権を持っているので、日本テレビ以外のチャンネルを見れば解決する問題ではあります。

【理由2】不平等なスポーツであること

優勝争いをするチーム、そもそも箱根駅伝に出場できるチームは有力な高校生を囲い込んだ一部の私立大学に限られています。

一応関東の大学であれば出場権がありますが(東大にもあります)、例年似たような顔ぶれ(大学)が出場しています。

また、大学駅伝には三大学生駅伝と呼ばれる大会があり箱根駅伝の他に「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」があります。

しかし、箱根駅伝に出場できるのは関東の大学のみであり、不平等な出場権であるという意見が根強くあります。

【理由3】実生活への影響がある

箱根駅伝は往路・復路併せて200kmを超える距離を走り、10時間ほどかかります。

このため東京～箱根間を中心に大規模な交通規制がかかります。

年始直後のためそこまで多くの人は移動しないとは言え、実生活への影響は避けられません。

また、沿道には多くの観客が並び大きな声で応援することから、近隣住民への一定の負荷があります。

【理由4】スポーツとしてのリスク

箱根駅伝は出雲駅伝、全日本大学駅伝と比較しても特に長い距離を走ります。

このためトレーニング時点から選手への過剰な負荷がかかります。

特に大学の夏休みを利用した夏合宿では高地で行われるとはいえ、かなりの距離の走り込みを行うことで知られています。

三大学生駅伝の出雲駅伝と全日本大学駅伝との比較はこちら。