2021年9月9日 作成
2023年6月16日 更新
■はじめに
本記事では2009年以降リーグ・アンの歴代アシスト王TOP3をまとめてみました。
多くのゴールを演出してきた名選手をあらためて確認しましょう。
■2022/2023シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | リオネル・メッシ | 16 | パリ・サンジェルマン |
2位 | ネイマール | 11 | パリ・サンジェルマン |
3位 | バンジャマン・ブリジョー | 10 | レンヌ |
3位 | レミ・カベッラ | 10 | リール |
画像:Ligue 1 : le Paris Saint-Germain officialise le départ de Lionel Messi
メッシは2021年に17年間過ごしたバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍し、大きな話題となりました。キャリア終盤であること、バルセロナ以外のチームで活躍できるのか若干の疑問がありましたが、さすがの結果を残し続けています。パリでは58試合22得点と得点も多く上げるなかで、エムバペやネイマールらに多くのアシストもしてきました。2023年6月にパリとの2年間の契約を終了し、バルセロナへの復帰もクラブ経営状況(メッシクラスの年俸を払う余裕がない)を考慮し、最終的にアメリカのインテル・マイアミに移籍しました。
■2021/2022シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | キリアン・エムバペ | 17 | パリ・サンジェルマン |
2位 | リオネル・メッシ | 14 | パリ・サンジェルマン |
3位 | バンジャマン・ブリジョー | 12 | レンヌ |
説明不要の怪物ストライカーのキリアン・エムバペが実はアシスト王も獲得しています(もちろん得点王も取っています)。
2022年のエムバペは話題の多い年でした。
・まずはカタールW杯について、決勝の相手はチームメイトのメッシ率いるアルゼンチンでした。エムバペ自身はなんと決勝でハットトリックと大活躍しましたが、フランス代表は惜しくもPK戦で敗れてしまいました。
・また、以前からあったレアル・マドリードへの移籍話がほぼ確定した、という情報がでました。しかし、最終的にはパリ・サンジェルマンが3年総額900億円を超えると言われる金額を出して残留しました。金額には賛否両論がありますが、フランスサッカー界としては何としても自国に残したいですし、筆頭株主(カタール投資会社)だからこそ出来たことと言えます。
■2020/2021シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | メンフィス・デパイ | 12 | リヨン |
2位 | ジネディーヌ・フェルハト | 10 | ニース |
3位 | ディミトリ・ペイェ | 9 | マルセイユ |
3位 | ジョナタン・バンバ | 9 | リール |
3位 | アンディ・ドゥロール | 9 | モンペリエ |
3位 | アレクサンドル・ゴロビン | 9 | モナコ |
3位 | アンヘル・ディ・マリア | 9 | パリ・サンジェルマン |
画像: https://football-tribe.com/japan/2021/06/08/215958/
メンフィス・デバイは2014/2015シーズンにPSVにてエールディビジの得点王を獲得し、マンチェスターユナイテッドへステップアップを果たし、栄光の7番を背負う期待の高さでした。しかし、期待以上の結果は残せず、2016/2017シーズンにリヨンに移籍し、リヨンでは中心選手として活躍しました。そして、2021年夏にバルセロナに移籍しました。
■2019/2020シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | アンヘル・ディ・マリア | 14 | パリ・サンジェルマン |
2位 | ヨアン・クール | 7 | ブレスト |
2位 | イスラム・スリマニ | 7 | モナコ |
3位 | チアゴ・メンデス | 6 | リヨン |
3位 | ネイマール | 6 | パリ・サンジェルマン |
3位 | ジョナタン・イコネ | 6 | リール |
3位 | ピエール・レース=メル | 6 | ニース |
画像: https://football-tribe.com/japan/2020/12/04/196727/
2019/2020シーズンはリーグ唯一の二桁アシストを稼ぎ出し、堂々のアシスト王を獲得したアンヘル・ディ・マリア。さらにシーズンのパリ・サンジェルマンはリーグ優勝とCL準優勝と充実したシーズンでした。
■2018/2019シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | テジ・サヴァニエ | 14 | ニーム |
2位 | アンヘル・ディ・マリア | 11 | パリ・サンジェルマン |
2位 | ニコラ・ペペ | 11 | リール |
3位 | メンフィス・デパイ | 10 | リヨン |
画像:https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=357486&page=0
フランス人のテジ・サヴァニエは2015-2019にニームに所属し、124試合21得点を記録しました。また、2017-2018シーズンにはリーグ2位に貢献し、リーグベストイレブンに選出されました。所属最終年度はリーグ・アンのアシスト王を獲得し、モンペリエに移籍しました。
■2017/2018シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ネイマール | 13 | パリ・サンジェルマン |
1位 | ディミトリ・ペイェ | 13 | マルセイユ |
1位 | メンフィス・デパイ | 13 | リヨン |
2位 | マチュー・ドセヴィ | 11 | メス |
2位 | フロリアン・トヴァン | 11 | マルセイユ |
3位 | ジョナタン・バンバ | 8 | アンジェ |
3位 | トマ・レマル | 8 | モナコ |
3位 | ナビル・フェキル | 8 | リヨン |
3位 | キリアン・エムバペ | 8 | パリ・サンジェルマン |
画像: https://web.gekisaka.jp/news/detail/?240244-240244-fl
ネイマールは2017年8月3日にバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍しました(もの凄くゴタゴタした移籍だったようです)。移籍初年度はリーグ戦で19得点(3位)、13アシスト(1位)の活躍をし、パリ・サンジェルマンのリーグ優勝に貢献しました。
■2016/2017シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | モルガン・サンソン | 13 | モンペリエ |
2位 | トマ・レマル | 10 | モナコ |
3位 | リャド・ブデブズ | 9 | モンペリエ |
3位 | ジャン・ミシェル・セリ | 9 | ニース |
3位 | ベルナルド・シウバ | 9 | モナコ |
画像: https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=265282
モルガン・サンソンは2012年にル・マンでプロデビューを果たし、翌年2013年にモンペリエに移籍しました。モンペリエでは中心選手として活躍し、所属最終年度はアシスト王を獲得しました(このとき21歳!)。将来を期待されていましたが、フランスA代表に呼ばれることはありませんでした。
■2015/2016シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | アンヘル・ディ・マリア | 18 | パリ・サンジェルマン |
2位 | ズラタン・イブラヒモビッチ | 13 | パリ・サンジェルマン |
3位 | リャド・ブデブズ | 12 | モンペリエ |
画像: https://cyclestyle.net/article/2016/05/20/36096.html
2015/2016シーズンはイブラヒモビッチにとって、パリ・サンジェルマンの最終年となりました(シーズン終了後にマンチェスターユナイテッドに移籍)。リーグ戦は38得点で得点王(ちなみに2位はラカゼットの21得点)、13アシストでアシストランキング2位の結果を残し、パリ・サンジェルマンの優勝に貢献しました。
■2014/2015シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ディミトリ・ペイェ | 17 | マルセイユ |
2位 | ハビエル・パストーレ | 12 | パリ・サンジェルマン |
3位 | ヤニック・カラスコ | 10 | モナコ |
画像: https://www.sportsnet.ca/soccer/toure-scores-late-winner-as-bordeaux-beats-rennes/
ディミトリ・ペイェとマルセイユの関係は2回に分けられます。1回目は2013-2015年、2回目は2017年から現在に至るまでです。1回目と2回目の間にプレミアリーグのウエストハムに移籍をしており、家族の事情でマルセイユに戻っています。2014-2015シーズンは7ゴール17アシストの活躍でリーグのベストイレブンに選ばれました。
■2013/2014シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ハメス・ロドリゲス | 12 | モナコ |
2位 | ズラタン・イブラヒモビッチ | 11 | パリ・サンジェルマン |
2位 | ルーカス・モウラ | 11 | パリ・サンジェルマン |
3位 | グレゴリー・セルティッチ | 10 | ボルドー |
3位 | アンリ・ベディモ | 10 | リヨン |
画像: https://web.gekisaka.jp/news/detail/?143611-143611-fl
ハメス・ロドリゲスがモナコで過ごしたシーズンは1シーズンのみでした。しかし、リーグ戦では12アシストでアシスト王となり、モナコのCL出場権獲得に貢献しました。また、リーグのベストイレブンにも選出されています。シーズン終了後の2014年ブラジルW杯はコロンビア代表として出場し、そこでも活躍し、約8000万ユーロと言われる移籍金でレアル・マドリードに移りました。
■2012/2013シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | マテュー・ヴァルブエナ | 12 | マルセイユ |
2位 | ヨアン・モロ | 11 | ナンシー |
2位 | ディミトリ・ペイェ | 11 | リール |
2位 | ガエル・ダニク | 11 | ヴァランシエンヌ |
3位 | ハビエル・パストーレ | 9 | パリ・サンジェルマン |
3位 | ジェレミー・アリアディエール | 9 | ロリアン |
3位 | ピエール=エメリク・オーバメヤン | 9 | サンテティエンヌ |
画像: http://manchesterutd.net/2013-2014/transferinfo/14376/
マテュー・ヴァルブエナは実に2006年~2014年の8シーズンに渡りマルセイユに貢献した選手です。出場試合数は225試合に数え、特に2012/2013シーズンは自身初のアシスト王を獲得、2回目のリーグベストイレブンに選出、マルセイユのCL出場権獲得に貢献し、最高のシーズンを過ごしました。
■2011/2012シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | エデン・アザール | 18 | リール |
2位 | ジェレミー・メネス | 16 | パリ・サンジェルマン |
3位 | マテュー・ヴァルブエナ | 13 | マルセイユ |
画像:https://number.bunshun.jp/articles/-/840578
2011/2012シーズンはエデン・アザールがチェルシーに移籍する前のシーズンでした。リーグ・アン最終年度は38試合20得点18アシストでリーグMVPとリーグで最も活躍した選手でした。そして、その活躍をチェルシーでも続けることになります。
■2010/2011シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | マルヴァン・マルタン | 17 | FCソショー |
2位 | ヤロスラフ・プラシル | 12 | ボルドー |
3位 | ネネ | 11 | パリ・サンジェルマン |
3位 | モルガン・アマルフィターノ | 11 | ロリアン |
画像: https://www.20minutes.fr/sport/764974-20110801-marvin-martin-devenu-trop-grand-sochaux
マルヴァン・マルタンはFCソショーで2008年にプロデビューを飾りました。2011/2012シーズンは個人タイトルとなるリーグ アシスト王を獲得し、念願だったフランス代表デビューを果たしました。
■2009/2010シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ルイス・ゴンサレス | 13 | マルセイユ |
2位 | ファヒド・ベン・ハルファラー | 11 | ヴァランシエンヌ |
3位 | ジミー・ブリアン | 10 | レンヌ |
画像:https://ar.pinterest.com/pin/637259415994066327/
アルゼンチン人のルイス・ゴンザレスは2009~2021年のプロキャリアを過ごし、リーグ・アンはマルセイユで2009~2012年に過ごしました。このうち2009/2010シーズンはリーグアシスト王を獲得し、マルセイユのリーグ優勝に大きく貢献しました。
以上
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