2022年8月7日 作成
2023年6月16日 更新
■はじめに
本記事では2015年以降のベルギーリーグ1部の歴代アシスト王ランキングのTOP3をまとめてみました。
近年は多くの日本人選手も所属しているベルギーリーグであり、本ランキングにもランクインしています。
ますます注目度の上がるベルギーリーグ1部の歴代アシストランキングを見ていきましょう。
ちなみに、ベルギーリーグは時代によって呼び名が変わっていて、現在は2008年から「ジュピラー・プロ・リーグ」と呼ばれます。
■2022/2023シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | マイク・トレゾール・エンダイシミイェ | 24 | KRCヘンク |
2位 | ジョゼフ・ペイントシル | 12 | KRCヘンク |
3位 | テディ・テウマ | 10 | ユニオンSG |
ベルギーとブルンジの2つの国籍を持つ マイク・トレゾール・エンダイシミイェがリーグ戦にて何と24アシストを記録しました。オランダのクラブを経て2021年にKRCヘンクに移籍しました。加入後は中心選手して活躍し、特に2022/2023シーズンはアシスト数という目に見える形でリーグ戦最多勝ち点獲得の貢献しました(しかしその後のプレーオフで最終順位は2位)。
■2021/2022シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | 伊東 純也 | 16 | KRCヘンク |
2位 | グザヴィエ・メルシエ | 14 | OHルーヴェン |
3位 | 森岡亮太 | 12 | シャルルロワSC |
3位 | ジャン・リュック・ドンペ | 12 | SVズルテ・ワレヘム |
3位 | デニズ・ウンダブ | 12 | ユニオンSG |
3位 | ノア・ラング | 12 | クラブ・ブルッヘ |
画像:【日本人選手結果】伊東純也が3ゴールに絡む大活躍!三笘薫は1アシストでレギュラーシーズン首位確定に貢献 | 海外サッカー | DAZN News 日本
伊東純也は2018年に柏レイソルからKRCヘンクへ移籍し(この時21歳)、移籍後4シーズン目にしてついに個人タイトルを獲得しました(初めの2シーズンは柏レイソルからのローン移籍扱い)。KRCヘンクでは中心選手としてリーグ優勝とカップ戦優勝に貢献しました。そして、カタールW杯のある2022年にリーグアンのスタッド・ランスに移籍し、25歳と選手としてピークの状態で自身初の5大リーグへ挑戦します。
■2020/2021シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ラファエル・ホルツハウザー | 16 | KベールスホットVA |
2位 | グザヴィエ・メルシエ | 15 | OHルーヴェン |
3位 | 伊東 純也 | 14 | KRCヘンク |
画像:https://i2.wp.com/shevkengo.com/wp-content/uploads/2020/09/holzhauser_2.jpg?fit=699%2C400&w=640
元オーストリア代表の大型MF(身長193㎝)のラファエル・ホルツハウザーが、1部昇格組と戦力的には劣るはずのKベールスホットVAでアシスト王を獲得しました。ホルツハウザーの活躍もあり、KベールスホットVAもリーグ9位と大健闘しました。ちなみに、このシーズンは北海道コンサドーレ札幌から鈴木武蔵がKベールスホットVAに加入したシーズンでもあります(その後2022年6月にカタールW杯を見越してガンバ大阪へ完全移籍でJリーグへ復帰)。ホルツハウザーは2022/2023シーズンに同じベルギーリーグ1部のOHルーヴェンに移籍しました。
■2019/2020シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ルート・フォルマー | 15 | クラブ・ブルッヘ |
2位 | ジョナサン・デイヴィッド | 8 | KAAヘント |
3位 | ヴァディス・オジジャ=オフォエ | 7 | KAAヘント |
元オランダ代表のルート・フォルマーはオランダの名門AZユース出身で、2007年からプロとしてAZ→ローダ→フェイエノールトとオランダのクラブを渡しました。ベルギーのクラブ・ブルッヘには2014年から所属し、2019/2020シーズンはリーグアシスト王を獲得し、クラブのリーグ優勝に貢献しました。本記事執筆時点でも34歳のベテラン選手としてクラブ・ブルッヘでプレーしてます。
■2018/2019シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ハンス・ヴァナケン | 15 | クラブ・ブルッヘ |
2位 | アレハンドロ・ポスエロ | 10 | KRCヘンク |
3位 | ルスラン・マリノフスキー | 9 | KRCヘンク |
画像:https://pbs.twimg.com/media/D56NlI0XsAE8rNJ?format=jpg&name=900x900
ベルギー代表歴のあるハンス・ヴァナケンはベルギーのクラブのロンメル、ロケレンを経て2015年から現在までクラブ・ブルッヘに所属しています(契約は2024年まであります)。194㎝の大型のトップ下としてプレーし、2018年と2019年は2年連続でベルギーリーグの最優秀選手に選出されています。実はユース時代は6年間オランダのPSVで過ごしており、ベルギーとオランダは隣国同士かつ言語も通じる(※)ことから選手の行き来が盛んであることが分かります。
(※)ベルギーは地域によってオランダ語、フランス語、ドイツ語が話されます。
■2017/2018シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ルート・フォルマー | 18 | クラブ・ブルッヘ |
2位 | 森岡亮太 | 12 | ワースラント=ベフェレン |
3位 | ハンス・ヴァナケン | 10 | クラブ・ブルッヘ |
画像:https://xn--wiki-ul4c7b8eqvx877aorqe.xyz/moriokaryota
元日本代表の森岡亮太はヴィッセル神戸でプロキャリアをスタートさせました。ヴィッセル神戸で6シーズン過ごしたのち(ラスト2シーズンは中心選手として活躍し)、ポーランドのヴロツワフに移籍、海外デビューを果たしました。ポーランドでは2シーズン過ごしたのち、活躍が認められて2017年にベルギーのワースラント=ベフェレンに移籍しました。ワースラント=ベフェレンでは1年目からトップ下として活躍し、リーグ2位のアシストを記録、シーズン終了後にベルギーの名門アンデルレヒトに移籍しました。
■2016/2017シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ソフィアヌ・アンニ | 14 | RSCアンデルレヒト |
2位 | ユーリ・ティーレマンス | 12 | RSCアンデルレヒト |
3位 | ステフ・ペータース | 10 | シント=トロイデンVV |
画像:https://lagazettedufennec.com/sofiane-hanni-decu-de-ne-pas-faire-partie-de-la-liste/
ソフィアヌ・アンニはアルジェリアとフランスの国籍を持ち、アルジェリア代表歴のあるMFです。フランスのFCナントで2009年にプロデビューをし、トルコの2クラブを渡り、ベルギーには2014年のKVメヘレン移籍で来ました。kVメヘレンでは75試合27得点と結果を残し、名門アンデルレヒトに移籍しました。2016/2017シーズンはリーグアシスト王を獲得し、アンデルレヒトのリーグ優勝に貢献しました。
■2015/2016シーズン
順位 | 選手名 | アシスト数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | オヌル・カヤ | 15 | SVズルテ・ワレヘム |
2位 | レオン・ベイリー | 10 | KRCヘンク |
2位 | ティボー・ムーラン | 10 | ワースラント=ベフェレン |
2位 | マチュー・ドセヴィ | 10 | スタンダール・リエージュ |
3位 | フランク・ベリエ | 9 | K.V.オーステンデ |
3位 | フェルナンド・カネシン・マトス | 9 | K.V.オーステンデ |
オヌル・カヤはベルギー出身の身長167㎝の小柄な攻撃的MFの選手です。2005年から2010年にオランダのフィテッセでプレーし(ユース時代もフィテッセで過ごしました)、母国にはシャルルロワSCへの移籍で戻りました。2014/2015シーズン途中から所属するSVズルテ・ワレヘムはチームの中心選手となり、リーグアシスト王を獲得(クラブはリーグ6位)。フル代表歴はありませんが、U-17のベルギー代表に選出されています。
以上