2022年8月20日 作成
2023年6月4日 更新
■はじめに
本記事では2015年以降のベルギーリーグ1部の歴代得点王ランキングのTOP3をまとめています。
近年は多くの日本人選手も所属しているベルギーリーグであり、本ランキングにもランクインしています。
ますます注目度の上がるベルギーリーグ1部の歴代得点王ランキングを見ていきましょう。
また、ベルギーリーグは主要5大リーグへのステップアップの場として、得点王の国籍も様々です。
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■2022/2023シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ウーゴ・カイパース | 27 | KAAヘント |
2位 | 上田 綺世 | 22 | セルクル・ブルッヘ |
3位 | ジャンニ・ブルーノ | 18 | シント=トロイデンVV |
3位 | ヴィンセント・ヤンセン | 18 | ロイヤル・アントワープFC |
日本代表FW上田 綺世が海外挑戦1年目にしてベルギーリーグ得点ランキング2位となりました。。実はアマチュア時代は鹿島ユースに昇格出来ませんでしたが、法政大学での活躍が認められ鹿島トップチームに加入(出戻り)しています。3年間在籍した鹿島では86試合38得点でした。翌シーズンはセルクル・ブルッヘ2年目を迎えるのか、早くも更なるステップアップをするのか、オフシーズンも大きな話題を提供してくれることでしょう。
■2021/2022シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | デニズ・ウンダフ | 26 | ユニオンSG |
2位 | ミヒャエル・フライ | 24 | ロイヤル・アントワープFC |
3位 | ポール・オヌアチュ | 21 | KRCヘンク |
3位 | タリク・ティソウダリ | 21 | KAAヘント |
ドイツとトルコの二重国籍を持つデニズ・ウンダフは2015年にTSVハフェルゼでプレデビュー(ドイツ)をしました。長らくドイツの下部リーグで過ごしましたが、2020年にユニオンSGに来て才能が開花し、2021/2022シーズンは26歳にして1部リーグ初挑戦ながら、ベルギーリーグの得点王になりました。その活躍が認められて2022/2023シーズンからはプレミアリーグのブライトンに移籍を果たし、日本代表の三苫薫とともにプレーをします。いずれドイツ代表でも活躍する姿を観れるかもしれません。
■2020/2021シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ポール・オヌアチュ | 33 | KRCヘンク |
2位 | トーマス・ヘンリー | 21 | OHルーヴェン |
3位 | ジャンニ・ブルーノ | 20 | SVズルテ・ワレヘム |
3位 | ロマン・ヤレムチュク | 20 | KAAヘント |
… | |||
5位 | 鈴木 優磨 | 17 | シント=トロイデンVV |
画像:https://topsoccerblog.com/paul-onuachu-biography-net-worth-salary/
ナイジェリア代表のポール・オヌアチュは身長201㎝、体重93㎏と強靭なフィジカルを持つFWです。KRCヘンクには2019年から現在までプレーしています。ちなみに、ユース時代はフランスとデンマークのクラブに所属し、プレデビューはデンマークのミッティランというクラブからしています。2021年はベルギーリーグで最も活躍した選手に贈られる「ゴールデンシュー」に選出され、KRCヘンクからは実に20年ぶりの選手となりました。
■2019/2020シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
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1位 | ディウメルシ・ムボカニ | 18 | ロイヤル・アントワープ |
1位 | ジョナサン・デイヴィッド | 18 | KAAヘント |
2位 | ハンス・ヴァナケン | 13 | クラブ・ブルッヘ |
3位 | カーヴェ・レザーイー | 12 | シャルルロワSC |
画像:https://www.afriquesports.net/foot/un-depart-de-dieumerci-mbokani-cet-hiver-antwerp-reagit
元コンゴ民主共和国代表のディウメルシ・ムボカニはなんと35歳という年齢でベルギーリーグ1部の得点王に輝きました。それまでの間はローン移籍を含めて10クラブを渡り歩いており、どのクラブでもコンスタントに得点を量産する、優秀な傭兵ストライカーです。中でも2012年はアンデルレヒトでリーグ優勝に貢献し、ベルギーリーグ年間最優秀選手に選出されています。なお、2010年はリヴァプールとモナコへの移籍話が挙がり、結局モナコへ移籍しましたが、ムボカニ本人はリヴァプールに行かなかったことを後悔しているというコメントもあります。
■2018/2019シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ムブワナ・サマッタ | 23 | KRCヘンク |
2位 | ハムディ・ハルバウィ | 18 | SVズルテ・ワレヘム |
3位 | イヴァン・サンティニ | 16 | アンデルレヒト |
画像:https://twitter.com/AfricaFactsZone/status/1390157064484401154/photo/2
タンザニア代表のムブワナ・サマッタは2010年にタンザニアのクラブでプロデビューし、2011~2016年にコンゴ共和国のクラブで結果を残し、KRCヘンクに来ました。KRCヘンクには4シーズン在籍し2018/2019シーズンはリーグ得点王を獲得、その結果が認められてプレミアリーグ アストン・ビラへの移籍を勝ち取ります。ちなみに、ムブワナ・サマッタはプレミアリーグ初のタンザニア出身の選手になったそうです。しかし、アストン・ビラでは半年14試合の出場にとどまり、ローン移籍を繰り返しています。
■2017/2018シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | カーヴェ・レザーイー | 16 | シャルルロワSC |
1位 | イサーク・キーセ・テリン | 16 | ワースラント=ベフェレン |
1位 | テディ・シュヴァリエ | 16 | KVコルトレイク |
2位 | アブドゥライ・ディアビ | 15 | クラブ・ブルッヘ |
2位 | ウカシュ・テオドルチュク | 15 | アンデルレヒト |
3位 | ルート・フォルマー | 13 | クラブ・ブルッヘ |
3位 | 森岡亮太 | 13 | ワースラント=ベフェレン |
… | |||
5位 | 久保 裕也 | 11 | KAAヘント |
画像:https://www.tasnimnews.com/en/news/2020/04/17/2245472/kaveh-rezaei-to-return-to-club-brugge
イラン代表のカーヴェ・レザーイーは2009年にイランのフーラードFCというクラブでサッカーキャリアを始めて、ベルギーには2017年にシャルルロワSCへの加入で来ました。加入初年度から得点を量産し、9月にはファン投票のベストプレイヤーに選出され、最終的にはシーズン得点王に輝きました。シーズン終了後には移籍金500万ユーロで同じベルギーリーグのクラブ・ブルッヘに移籍しました。2022年現在、母国イランのクラブへ復帰をしています。
■2016/2017シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ウカシュ・テオドルチュク | 22 | アンデルレヒト |
2位 | イェレ・ヴォセン | 16 | クラブ・ブルッヘ |
2位 | ムバイエ・レイエ | 16 | SVズルテ・ワレヘム |
3位 | オルランド・サ | 14 | スタンダール・リエージュ |
3位 | イドリス・サーディ | 14 | コルトレイク |
3位 | ホセ・イスキエルド | 14 | クラブ・ブルッヘ |
… | |||
6位 | 久保 裕也 | 11 | KAAヘント |
元ポーランド代表のウカシュ・テオドルチュクはポーランドとウクライナでプロキャリアを過ごしたのち、2016年8月にベルギーのアンデルレヒトに加入しました。加入はローン移籍という形でしたが、得点を量産していき、2017年3月に移籍金450万ユーロで完全移籍となりました。2016/2017シーズンはそのままリーグ得点王を獲得、アンデルレヒトのリーグ優勝に大きく貢献しました。ベルギーリーグでの活躍が認められ、2018年8月にセリエAのウディネーゼに活躍の場を移しました。
■2015/2016シーズン
順位 | 選手名 | 得点数 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | ジェレミー・ペルベ | 24 | シャルルロワSC |
2位 | ムバイエ・レイエ | 20 | SVズルテ・ワレヘム |
3位 | ソフィアヌ・アンニ | 17 | KVメヘレン |
フランス人ストライカーのジェレミー・ペルベは2015/2016シーズンはトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルに所属しながら、ローン移籍でシャルルロワSCに加入してました。このローン移籍が大正解でリーグ24得点を挙げて得点王となりました。通常であればそのままシャルルロワSCに完全移籍またはイスタンブール・バシャクシェヒルに戻る、という流れになると思いますが、どういったことかKAAヘント(同じベルギーリーグ)に移籍をしました。
以上
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